磯の釣りは基本春と秋である。ベイトも多いし釣りもしやすい。ヒラスズキというと一見冬の
釣り物といわれがちで有るが遅春か初秋の方が魚自体は沢山釣る事が出来る。確かに
冬はでかいがヒットの仕方がどうも気に食わない。とりあえずみたいな食い方が多いので有る。
因みに青物もその時期の方が断然多い。つまり餌が多いという事なのである。
だから磯に行く時は足の先がジンジンするような寒い日ではなく汗が出るくらいの日が良い。

そういえば来春売り上げ第一主義のEGから珍しくアウトローなロッドが出るらしい。名前がツルーキャスト(爆)
実は6年前に既に上がっていたロッドが販売されるのである。確かに私が竿デザインするより。有名なシーバスプロが
やったほうがロッドは売れるだろう。その為私のロッドは6年も眠ったままだったのである。しかし、6年の月日を経ても
このロッドと並ぶロッドは業界には今のところなさそうである。位置的にはUc11と10Proの中間辺りである。
自分的には相当割り食ってるのでもうかなり冷め気味ではあるが高級品好きな方にはピッタリなショアーロッドになるに違いない(笑)

で岸から釣ってる写真撮ってこいとの命令で磯に行ってみる。といってもこのロッド基本的にはジグロッドである。
ということで朝早いフェリーで伊王島のジギングでも行ってみるか?との予定だったが、寝坊してしまった。
前日携帯をついに更新した。FFのPV900タイプからキムタクがやっていた防水のやつに変えたのである。
それで着メロを小島よしおのボイスにしていたのが悪かった。10回も着信があったにもかかわらず起きなかった。
で島に着いたのは10時である。
だいたい今日は釣れる気がしない恐らく釣れないだろうと思ってきている。何故ならもう11月寒くなっている特に
朝晩の冷え込みがきついそういったときは安定するまで魚がつれない可能性が高い。

しょうがないので約束の写真だけは撮ろうと色々やったが被写体が被写体だけにまったく映えないのである。
やっぱ小沼君でやってもらった方が面倒くさくなくていいかも。



などと本音を喋りつつ釣りをして見る。予報では2,5m−3mと出ていたが静かな海面である。これならゴムボートでも
釣が可能な状態である。

浅いほうでジギングしていた前田番長に魚がヒット、しかし、こっちは何も触らない、そんなの関係ねー。
表層で鰆の幼魚らしき魚がベイトを追いかけてボイルしている。水温は恐らくまだ高いとは思うがベイト自体は
表層の水温にかなり左右されるのでこんな寒い日はプアーな感じになる。
全然当らないまま11時を過ぎたあたりからなにやら風が吹いてきた。と言う間に海は大シケになってしまった。
ゴムボートなら既に死んでいただろう気象庁遅かったけど予報的中である。


あんまり風が強いので風裏の港前へ、ここでも魚がつれる事がおおいので他のやつらが鰆で浮気していても
頑張ってジギングしたがまったく釣れずである。いい加減脇が痛くなってきた。夕方の予定のちゃんぽんが
そろそろ恋しくなってきた。
どうも個人的に待ちの釣が好きではない。確かに余裕は必要だが1か0か見たいな釣ではあんまり気持が
振るわないのである。

フェリーまで1時間しかなかったがじっと待つのもいやだったので夕飯を美味しく食べるために
千畳敷きに行ってみる。別に釣れるとは思わなかったが
予想通りの結果である。更に奥に行って釣ることも考えたがいかんせん靴がスニーカーである。
いけないことも無いが時間が迫っている時点でそれはチョットやばいかもしれない。





結局は何もつれずにちゃんぽんの時間である。しかし相変わらず大きなちゃんぽんである。半焼き飯と
一緒に食べるとギリギリセーフぐらいである。一般的な量で言えばカレーのココ壱の600gクラスの分量である。
これを3品食えるのはギャル曽根か桧垣弘樹ぐらいなもんである。
そんな事なので当然腹がはちきれんばかりにちゃんぽんを口に詰め込んで帰ることになる。


でそれから日をおかず付き合いで5島に来ていた。仕事ではなかったのでカメラは持っていっていない。
何時もは必ずカメラを携帯釣りの30%以上を撮影に使っている。
今日もそれを止めて釣り散らかそうと思ったが押さえだけとることにした(やっぱり)。
トンネル岩したのワンドで森山氏が1本釣り上げる。

水温は下がりつつ有る感じであったがまだ本格的なスポーニング状態ではない。これからスズキは一旦磯からいなくなる。
魚はこれから釣れなくなるのである。だから釣り自体は適当である。これは11月から12月にかけてという意味である。
連続ヒットというより2匹程度のヒットで終わる。おまけにポイント10箇所に1本ぐらいしか見えなくなる、明らかに
どこか違うところに行く感じである。それもそのはず。ベイトもこの時期あまり磯にいないそのせいも有るとおもう。



だからこの時期に五島に行くのはある意味良い事ではない。行くなら9月下旬から10月に行くべきである。


で、夜である。夜になるとさすがに釣り物が多い。イカは中層浮きと底回遊の2タイプいる感じである、
アジだけはメチャメチャ釣れる。夏にいたシーバスもかなりいたが食い気が無い。昼の方が良い結果が出るかもしれない。
朝になると湾の中には鰯が浮いているのでそういった方向でゲームの組み立てが必要になる可能性も有る。

11月中旬ともなると夜はかなり寒い。温泉に入り温もりはしたが逆に寒い。やはりココは貼るカイロ作戦
しかない。首の後ろとおなかと背中に張ればとり合えず何とかいける。人によっては足の付け根や脇もいいとの
事である。カナギが大量に沸いていてアジがすごい。

写真からやる気が感じられる。嘘 本当はオサダでたこ焼きでも食っていたい気持ちである。

翌朝真面目に釣ってみる事になるが


まあ予想通りかなりプアーな状況である。それでも何本かは釣れるのだが、ヒットパターンは水面直下パターン
プアーな割には沖目のラインからの追い込みがあるが、追いが悪い1っ本釣れたらもう終わりな感じである。

何かと人のポイントにかぶせる森山氏漁夫のりモード全開↑。

磯の感じはとても釣れそうだがあんまり魚はいない。シケの周期の問題も有るとは思うが基本的にベイトが
いなさそうである。小野瀬の周りで小型を2本釣り上げる。その後黒崎でも釣り上げるがサイズが上がらない。

辻君 この日は回遊待ち系の釣が項をそうしている感じである。ただ、バラシが多い。

そしてたいしてポイントも回れず。昨日と同じ五島うどん屋で親子丼セットを食べて、夜のイカ釣りと
昆虫採集という事になるが、やっぱイかは美味しいミズイカを焙って食うなら2日目以降のものが柔らかい。

腹もイッパイになり既にやる気があんまり無かったので適当で寝る事になる。
寒いのでアルミ蒸着マットをしいたテントで寝るかなり快適である。

翌朝6時ごろ目を覚まし7時に空港裏に立っていた。空港裏北回りコースはまあまあ危険なコースである。
勿論ヒイいているときや凪の日のことではない。結構な波のときにここに来るのは骨が折れる。


↑↓カメラ持って行っていなかったので辻君のミュウ800で撮ったが光線の具合でかなり色のバランスが
おかしくなっている。ISO感度の決定がオートでは大きく変化してしまうのかそういった写真が多い。

クリフハンガーゴッコをしてから直ぐにヒットさすが排他的ポイントである。
辻君と森山氏が仲良く数回バラシテ直ぐにつれなくなる。

別の場所で一回出たが、釣れない沖に潮が入っているのでジギングして見る。しかしヒットせずである。



次に空港南コースに行ってみる。またもや昨日と同じパターンであんまり食い気の無いというかあんまりいない
感じバリバリの磯の状態である。それでも足で稼いで数本釣り上げた。釣り自体は好きではあるので面白くはあったが
釣果はそこまで伸びたりはしなかった。次回またもや付き合いで行く事になっているが多分次回は更に釣れないと思う。
たこ焼き機でも持っていって暇つぶしするかヤエン釣がそろそろ出来るのでその方向でいけるかもしれない。
カサゴ釣りも悪くないかもしれない。