2007 EXPEDITION to the Marginal


3日目になる。今日は多分パインにいくだろうと持っていたが何故か行かなかった。
どっちにしろ30分もすればその理由は直ぐにわかることになるが



ハイリバーからボートを下ろす時は基的には外海の可能性がある。何かやるのだろうか?そんな心配も他所に
ビーコン沿いに船は沖に行くやはりポールジギングなのだろう。ポールジギングは マッカレルや
GT ゴールデントレバリー等の住処になっていることが多い。確かにプラス10m以上の巨大な溝である。
それを考えるとこれも干潟のガーター等しく魚の通り道や付き場になっていてもおかしくはない。


数々の大物にラインを切られ続けるビーコン6号こいつからさきで魚はヒットしまくるが、今日は
あんまりいい魚が釣れないのである。とは言いつつも姿みずの大物は何回かヒットはした。水深が10mも無いので
必然的にライトタックルになるのが原因であるが。ここで日本のジギングを披露して馬鹿にされるのも嫌なので
必死に使った事が無いライトタックルで大物をいなすのが通常である。


ここでコツを言えばソルティガ3500番程度のリールを持っていればそこそこいい感じで戦えるので
バラマンディ用よりやや剛性の高いリールを使うのが良い。ラインはキャストと兼用ならHG8の2号が
お勧めである。日本人は何かとラインの細さにこだわる部分が先行しすぎていてそれ以前の技術的な面を
それで補おうとする場合が多い。しかしこの釣における剛の部分をマイナスしてキャストのほうにウエイトを持って行くと
何れかそのしっぺ返しが来る。ガイドがバラ釣りに使って居るのは50ポンドラインでありリーダーは80ポンドである。
それゆえ多少木にスタックしても針を伸ばして回収できる。一方全てがギリギリの人たちは本当にデカイ魚が釣れた時
それをてににぎる確率は極めて低くなる。考え方はどれも粗同じである何処にウエイトがあるかが違うだけである。それをきっちり考えて。自分は何をしに来ているのか?それははっきりとタックルに現れる必要がある。
街金のCMのように「タックル選定は計画的に」である

オージー大好きフィンガーマーク。こいつの何処が美味いのか?今度ゆっくりクーラー持っていって色々食べ比べてみよう
それには先ずここにまた行く必要がある。仕事頑張るしかない。

凸凹珍釣中4←クリック


ポールジギングを2時間ほどやって1時間ほど走った??ミッションの河口に戻ったか?と思ったら
パイン川についていた。サンドバーでオカッパリしつつ魚釣りである。4本ほど抜けた。

凸凹珍釣中5←クリック


続いて川の中へボートは進んでゆく。魚は何故かいい感じでつれている。あまり邪魔にならんように
川の真ん中に投げていたら一昨日ハイリバーの河口で味わったような引きである。真面目にあげたらやっぱり
スティングレー(エイ)であった。仕方ないのでまたビデオを持って画像を撮った。
魚はマングローブジャンクとバラマンディのミニサイズが主である。ただ今日は皆いい感じのところにルアーが行っている。
若干ではあるが。

今日は若干改善が見られる桧垣氏、くるりと回して投げる癖を矯正中である。何故ルアーが入りやすいか?
というと無風でゆっくりボートが進むからである。おまけにルアーの軌道も真っ直ぐである。これが判ったかどうかは判らないが
ランチまで結構楽しめたと思う。

凸凹珍釣中6←クリック

ブッシュに何回も入るとクモや蟻が体に付く事がある。特に葉きり蟻は大量にいるので知らぬ間に大量にくっついている事が多い
ただ今回はそんなことが無くて面白くなかったので、桧垣君が根かかり外しをしている最中に「つるさき、そこの葉っぱに
蟻がいっぱいいるぞ何かに使うのか?」とマスターデイブが言ったのでとり合えずいいところから枝を折って
ビッシリ蟻が付いている枝を石場船長の背中につけたら10匹程が乗り移った。それをみてマスターデイブが
お前は悪い子だとしきりに笑いながら私に言ったけど、最初に振ったのは師匠である貴方です。でも、楽しかったです。

ランチを食べた後何処に行きたいか?といわれたのでパインから外回りでマプーン方面に行ってみる。
なんともいかす灯台である↓これがライトハウスというのはかなり手抜きに近いのではとおもえる。
最初は携帯の電波塔かと思ったがそうではなかったらしい。


でこんなとこで何が釣れんのか?と実は以前に何回も聞いているのだが聞かずにはおれない。どうしても
こういう場所でバラマンディが釣れる感じが薄いのだがこの間ラブリバーの帰りにこんな感じの場所で確かに2本釣れたのは
覚えている。基本的には川と名前がつこうがノブと付こうが綺麗なとか濁ったとか頭につくだけで基本的には海水
には違いない。このあたりでフレッシュな水といえばウェンロックあたりぐらいしか思いつかない。
ただ微妙な水気に反応するのみの生き物であるならこのあたりにいてもおかしくはない。
と考えるうちにバラマンディをばらしてしまった。


こういったところのバラマンディはかなりシビアであるので適当に動かしているとヒットしにくい。
当たり前といえば当たり前でsる。ストラクチャーとはいえピーカンのクリアーウォーター
で釣ろうとするなら魚に敬意を払うべきである。 こういった磯のバラマンディのポイントは干出岩の周りがいいらしい。
より大きい物陰を好むのだろうか?


我々はバラマンディを求めて3つの岬を回り釣りを行った。しかし釣れるのは相変わらず。トレバリーや
クイーンフィッシュ、ターポンや、根魚全般である。


↑パシフィックターポン70センチぐらいまで釣れるがかなりのファイターである。フライが面白そうである。

しかし、何処に投げても何かしらヒットするのはすごいことである。大小は有ってもかなり魚は釣れる。

ところでこういった場所かなり引っかかりが厳しい。川の場合は見えている場所に引っかかるがこういう場所は深さでも
スタックするのでたちが悪い。しかもボートではとりにいけない場合も多いのでやむなく切るしかない場合も
ある。


↑喋らない人と喋る人の2ショット彼がここでなにを学んだのか?次のトーナメントで拝見したいものである。


バラマンディアイランドではペリカンが羽を休めている。歩いてここに来て見たいが夕方などは生きて帰れそうもないので
遠慮している。余すとこあと1日となった明日いけたらウェンロックにいくぜと言ってくれた。桧垣君たちは
このままバラつりを続行するらしい。たった4日ではやはり課題を残したままの帰国になるのは目に見えている。
いくならやっぱり無理して5−6日いた方が修行にはなる。自分のポテンシャルをテストに行くなら3日もあれば十分
修行に行くなら6日は必要だ。