2007 EXPEDITION to the Marginal

朝飯はどうしているのか?というと初日にレンタカーを借りた時近くのスーパーでヨーグルトや
スープ、ソフトドリンク、ビスケット、パン等を予め買っておき朝起きて適当に食べてから船に乗っている。
乾燥味噌汁などを持ってきているので特に不足感は無い。というか食いすぎである。
これで朝飯をレストランで食おうものならドラムカンに手足が生えたような体格になること間違いない。
こっちの人は総じて太りすぎな感がある。女性は特にである綺麗な顔しているのに浮き輪みたいな
ウエストの脂肪がチョイ気になる。やっぱりディナータイムが遅い事と長い時間食い続ける事が
影響していると思う。それとこの国の食べ物において甘いものはひたすら甘い。
大抵のケーキは口に入れるとジャリッと砂糖の歯ごたえがある。
その甘さは衝撃的である濃いコーヒーでもなければ到底食う事が出来ない。

昨年からミネラルウォーターにパック麦茶を入れてもって行くようにしているこの方が
ソフトドリンクの飲みすぎで体調を崩すこともなく釣が出来る。
ハイリバーのランプは何時もになくごった返している。そこで脇のごろたから船を下ろした。


毎日午後から強烈な西風が吹き荒れて釣が出来なくなる。今日は沖に行くので特に注意が必要である。
ところで昨日12マイルという地名を聞いた港から約60マイルの位置にあるその瀬の名前が12マイルらしい
12マイルの意味は近くの岸から12マイルという意味らしい。
流石に沖に行くと少し波があるそこを30ノットぐらいで突っ切るのでかなりの衝撃である。
腹筋が痛くなってきたころ鳥山を発見サウザンブルーフィンツナのボイルである。小型のジグ(30g前後)に反応が良い。
水深9mの海にマグロがいるというのも驚きである。早速ダブルヒットしていた。バスロッドで8−10キロのシビ釣ったら
どうなるか?想像してもらいたい。素晴らしく楽しいのである。ジムの犬の餌用に数匹キャッチして後は適当に遊んで逃がすという
ことを20回は繰り返しただろうか?


ツナの群れを追いかけつつ12マイルの瀬に到着、ジムの船もテンヤワンヤの乱舞状態である。
常に2人の竿が曲がり2人は魚を外している状態である。


左がブラッジャートレバりー(日本で言うヒラマサのパワーアップ版)
右がサウザンブルーフィンツナ(南マグロ黒マグロ系)



↓まるでどこかのやらせ写真のような釣果であるがこんなことは朝飯前に出来る。

(あんまり釣れるので飽きて人の魚をすくうふりして叩いて走らせる、チョイ楽しい)


水深18m前後であるマグロが終わり水面になにやら変わった魚がボイルしだした。キャプテンデイブがトレバリー
と言い出したそれってGTじゃなくてこれの事?と日本からわざわざGTポッパー持って来ていたのにチョイがっかりだった。
しかし、これ、という発言は不適当であった事を目の当たりにするのである。こいつは強い多分20キロあったら
今のタックルだとかなりきついはずである。色の抜けたヒラマサのような歯の無い口をしているがどうして長い胸鰭のおかげで
何時までもしぶとい、カンパチよりしつこいかも知れない。たった15Mかそこいらの水深で持ってきたタックルだと5分ほどは軽くかかる。それに面白い事にファイト中の魚の後ろに10匹ほど魚が控えていてもしフックが外れようものなら次の控えが間髪いれずに
ヒットするという恐ろしい状況である。たった2時間で多分1人平均150KGぐらいは釣っている筈である。

↑スパニッシュマッカレル。でかい物は2Mを軽く越す。時折得物を追って
水面から10M程ジャンプする様は圧巻である。右の笠君が釣っているものは????。


↑11キロの立派なウナギ犬じゃなかったスギである。かなり強力にファイトする。バラロッドで釣る最強の魚であろう
日本ではヨゴレカンパチ黒カンパチとして寿司ネタになっている。
ブラッジャーの群れに混じってGTもヒットするやっぱりこいつが一番しぶとい
最後は一人がファイトしていると後ろに他の魚がつくので、ヘトヘトになってお茶飲んでる人間のロッドを
使って魚をかけてロッドを渡すというとても親切な事を何回もやりついに昼飯になってしまった。


写真撮りつつ合間に釣らせてもらっている。今回使っているタックルはトーナメントフォースに35ポンドのPE
ロッドは色々悩んだ末に6OZのスロージャーカーのブランクでロッドを作って持っていった。リーダーは60ポンド
キャストする時は先端ダブルで35ポンドラインを使用。ジグは30Gのジャベリンを使ったが実質何でも落とせば
ヒットする。基本的に誰かが近くでファイトしていたら他のジグも地面に到達する前に魚に食われる。

で、ランチの後一寸緩い風が吹いてきたのをキャプテンが察知急いで港に向かう。30分もすると
風の勢いはかなり強くなり、波も大きくなってきた、なんとか湾口にたどり着きサンドバーを歩きつつ魚を釣った。


↓綺麗な絵だが一歩間違うと大惨事になる。ここまでたち込むとワニが出て来ると逃げ切れない可能性が高い。
オーストラリアの海岸ではお勧めできない。

でガイドも呆れて置いてけぼりの目にあっている。ガイドは帰りの車のシートの心配をしていた

我らが真央君はなんというか帽子の被りからから魚の持ち方までオーストラリアナイズ
されていた。砂浜にはチンパン、チンパンには今村真央の図である。

たったの3時間ほどの釣り内容では有ったが恐ろしく釣れた12マイル恐るべし他に更に遠い場所があるらしくそこに行くと
更に魚がデカイらしい。そういえばラインチタイムに手持ち無沙汰だったのでGTポッパーを投げていたらキャプテンデイブ
曰くこの方法でマーリンが出るといっていた?ココで?と聞いたらああココにも回ってくるよとさらりと答えた。水深15Mにカジキ
というのもチョイ驚きであるが餌の魚がこれほどいれば信じられない話ではない。
明日は4時起床でウェンロックのリバーマススにデカイバラマンディを狙いに行く事になる。その為の早上がりではあったが。
結局ラブリバーは天候不順で行けないということなのか?