2008 EXPEDITION to the Marginal

ケアンズにヨーキーズノブという場所がある。この場所から私のオーストラリアが始まった。
当時ジョンクロスに教えてもらった場所には沢山のバラマンディがいた。当時を思えば
本当に知らないということはそんな事だとつくづく思う。
ポートダグラスに向かハイウェイ沿いにある釣具店で今朝方魚があがったとの話を聞き
見に行ってみることにしたのである。海水浴場のすぐ横にあるこの釣り場今も変わらずつれそうである。
ただ時期が今早春であるこの辺りは魚を釣ろうと思えばまだ深いルアーを使う必要がある。


単なるビューポイントだった岬の山の上にはホテルが建っている。来る度に街は大きくなり
魚はいなくなる。まあ、それもしかたがない。ケアンズには商用での滞在で1泊の予定で
立ち寄った。明日から14日間のウェイパ滞在が始まる。ケバブやワッパー等暫くは
食えそうもないので今のうちに食っておこうと思った。

よく昼に国内線でウェイパにいくことになる。雲に隠れていた地表も雲が薄くなって見え始める。
蛇行する川そしてどこまでも真っ直ぐなダートロード。いつか車で行ってみたいものである。
飛行機は2時間弱飛び途中簡単な食事の後。いつもの滑走路にたたき付ける様な下手くそな
ランディングをクリアーし地面に無事に降りる。



まずホテルに電話をかけて迎えに来てもらう。それから荷解き後いよいよ釣り
というわけではなく近くのスーパーに買い物に行く。

これが空港である。25年前のヨナグニ空港よりひどい。

朝からレストランで食っているとかなり体に悪いみたいなので適当なスナックや
ヨーグルトを買っておくわけである。ほかに買うものといえば強力な虫よけ
水、安い草履等である。
最近は日本からの食べ物の持込が厳しくなった。卵が入っていると粗アウトである。
どういうわけかはいまいちわからない。拡散防止の一環らしいがここは他の星か?
といいたくなるくらい過剰な反応である。それをやるなら隣のニューギニアを消毒に
いく方がよっぽど現実的だと思うがそうでもないらしい。
私個人はこっちの食べ物まあまあ好きなので日本食は一切持っていかない。
麦茶か緑茶ぐらいである。
しかしこのあたり急激に発展しつつある。シティセントラルにロータリーが出来いろいろな
店が出来始めている。
ここにいけなくなる日も遠くはないだろう。


買出しのときふと思ったのだが今回持ってきた自転車に関することである。すれ違う自転車粗すべて
ヘルメットを着用している。???後でデイブに聞いたら州法で定められており、違反は30−40ドル
らしい。3日後にそれを聞きヘルメットを買いにいった。
    
    コードネーム ブルー                       コードネーム レッド


夕方デイブが打ち合わせに来た。明後日からボートが3つでラブリバーにも行くらしい。
その為の人数調整で私は連続でボートになる羽目になったがここにきて渋っても何にもならない。
いけるなら行こうそのほうが安上がりである。チャーターしたくてもその前の飛行機代のほうが高いからである。

翌朝ハイリバー側のスロープから船を出す。ということはハイリバーか?ポールということになる。
と思ったらあっさり何が釣りたいか?と聞かれた。いうまでもなくバラマンディと答える。

早速どういうわけかパインへ向かう。聞けば大きなサンドバーが出来ているのでこっちから行く
との話だった。1時間ほどでパインに到着。ポイントは下げた状態からのスタートである。

下げた状態だとタイトなキャストをしなくてもある程度魚が釣れる。なぜかといえば
潮が下げると水がにごりやすくなる。その為魚がストラクチャーではなくカレントに付く
傾向になるのでその分楽になるのである。また、魚の密度も凝縮気味になるので釣りやすくなる。
何せ干潟なので1mも動けば面積は10分の1程に縮小するからである。