ベイトとスピニングタックルの違いと効果

2020 8月加筆
ライトゲームで ベイトを使わない理由(対象トラウト)
1キャスティングゲームでは飛距離が命 距離を自由に稼がないゲームは面白くない。
2トリックキャストしたいがために その他のルアー操作 飛距離 ラインメンディング フッキングストローク フッキングのテンション自体を犠牲にしている。
3スピニングと比べて圧倒的にトラブルが多い。ラインが摩耗しやすい。
4 スピニングロッドが硬さに関係なく0.5gから20g程度まで幅広くキャストできるのに対して ベイトはそれに追従できない。
以上のような話です
これから先にいろいろな道具の進化があって道具が移り変わるならそれも取りいれますが
この場合レベル的に回帰レベルなので 現時点でプロの道具としての登用はしておりません。販売比率も興味があると思いますが実数で10倍以上スピニングが売れます。何より汎用性 これが大きく違うんです。のぼせて手を出す前によーく考えて買いましょう。(笑)
2018回顧録より
例えばである。飛距離が欲しかったら基本竿のパワーや長さ変えるのが一番なわけでベイトかスピニングか?なんて話はどっちでもいい話なのだ。尚且つこの雑誌の比較項自体は固定場所自体が多すぎて基本誘導的な感じを毎回受けるところがまあなんともいえない感じである。例えばであるベイトでよく感じるのは水濡れ後の飛距離やラインメンディングである。どうせやるならベトベトのシリコンで巻いたあとや濡れ濡れの状態でどうなるとかそういったことをやってくれればいいのに、、、、乾燥したラインのデータなどどれほど当てになるだろうか?。私個人ベイトリール実のところ20個は持っている。ジギングリールやトローリングをはずしても10個以上持っている。別に飾りではない。だがスピニングも同じかもっと数多く持っている。だが正直キャスティングゲームでベイトだけもっていくなんてのは遊びのつり以外では雷魚を除いて粗無い。7万のリールつかった事無いのでそのシステムがよくわからないが基本的にベイトタックルのトラブル面においてのバックラッシュによるライン減少や固定されたレベルワインドとリーダーシステムの干渉 キャストモーションに対する飛距離とアキュラシーの問題から、またはルアーの重さ別のトリックキャストのしにくさ等に実用的な無理があるのだ。ベイトは決して嫌いではないむしろ好きだ。が、例えばバックラッシュ一つとっても夜間橋脚下で釣っていてミスキャストして橋脚にルアーが当たったら?それもコンピュータで止まるなら凄い話である。しかし私が持っているリールはブッシュにフルキャストで途中手前の枝に当たればもちろん重篤なバックラッシュが起こりラインをかなりの量捨ててまた釣りをすることになる。そういう意味ではスピニングは換えの新品のラインやスプールなどもっていく必要は無い。トラブルはあっても例えば真っ暗闇の橋の橋脚に思いっきりフルキャストで当てても例えルアーが粉々になってもそんなことにはならない。隣にキャスティングのプロがいてくれて代わりに投げてくれるなら別だがこっちは欲深い素人のおっさんで朝夕夜間は目の見えない釣り人なわけでそれでもやっぱハイリスクな場所を好むでそうなるとそういうトラブルは絶対に起こるのだ。つりという趣味は自分の傲慢と対峙しそれを押さえ込みつつ現実に出来る事を積み重ねて結果につなげるものだと思う。そういう中にリスクの多いものを現場に持ち込むことによる自分の目的の完遂が出来難い道具を選択することは如何なものかと思う。まあ ベイト使いは天才肌が多いのは事実かもしれない(笑)まあなんというか現実逃避や自己洗脳などいろいろ世の中有るけど自分で基本楽しさを追求するのはいいがある意味穴だらけなわけで  今までオートマの車乗っててミッション乗り始めたとたん変わる人みたいな感じでも趣味なら許されると思う。 しかし 魚釣りが仕事である場合 キャスティングにおけるベイトタックルにはいろいろな問題があるので選択はできないのが通常です。ある意味使いこなせればベイトもスピニングも変わらないところもありますが現場での+性能を考えるとスピニングを使うほうが有利であり個人的な選択はそこにしかありません。




ベイトタックルとスピニングタックル 最近は若い頃にスピニング主体で育ちすぎたのか?ベイトキャスティングタックルに転化するアングラーもやや多い。まあ実際理由はいろいろあるとは思う。私の話をしよう私も今を遡る事30年前ヒラアジをベイトキャスティングロッドで釣っていた。理由は今のベイトを使っているアングラーとさほど変りはしない。当時そのタックルを販売していたのはイクシークで面白い竿だった。リールはアブの9000clをワッシャー入れ替えてスピードダウンしないようにして使っていた。ベイトブームというものが再燃しているのは主にこの世代を知らない釣り人たちである。ベイトリールとスピニングの違いは今更言う必要はないがラインがまっすぐ出るかスパイラルに出るか、リールの姿勢保持に力を使わないか、使うかという大まかな2点である。基本的にベイトタックルは中サイズの魚を釣るのに適している。ヤマメ等の小型魚やGTなどにはやや向いていない。夜のトビウオ絡みの釣りもやや向いているかも知れないが基本的にタックルの機構上非力な釣り人には扱いにくいタックルである。先ず一つキャスティングを見てみよう。スピニングタックルはキャスティング時に指ではじくと飛んでいるルアーが引っ張るのはラインのみである、ベイトの場合飛んでいるルアーは糸の他にスプールそのものを引っ張って回転させつつルアーを送らなければならないしかもバックラッシュしないように指やマグネット、遠心ブレーキパットなどで抵抗をかけなければならない。ここまで説明すれば物理的にどっちがルアーの飛距離が出やすいか?判ると思う。ただしラインの太さに対する距離損失感は直交でラインが出てゆくスピニングの方が大きいと思う。しかし天候的変化に対する順応性や汎用性は圧倒的にスピニングの方が強くなる。例を挙げるとは10mの風が吹いている時にベイトタックルでヒラスズキや青物を釣るときルアーの使う重さや飛形が制約を受ける。磯でひとたびバックラッシュしてしまえばルアーは波や風で磯にスタックしてしまう。着水後のスプールに緩んだラインが残っていても割りにそのまま巻く必要があったりする。ベイトリールは糸が痛まないと言うことをいう人間も多いが実際ベイトリールだから糸が痛みにくいと言うことは無い。先ず第一に指でラインを摩っているからだ、ベイトタックルはスピニングで1,5号で投げる場所であっても3号ぐらいのラインを巻いておくほうがライン処理 バックラッシュや 縮れた糸がフレームに当たってキャストで割れて切れるということが少なくなる。また5号のPEを使っていて5㌘のルアーを投げようとした場合スピニングにはそれが出来るがベイトにはカナリ無理がある。また回転が非常に速くなる重たいルアーを投げようとすればサミングで親指が焼ける。スピニングもライントラブルが無いわけではない低テンションでの巻取りに対する拠れがキャストでモモッタリはするわけで常に指を当ててテンションが緩くならないように気をつける必要がある。そしてリーダーシステムの長さに対するキャスティング能力、おそらくこの点をクリアーしたいがためにベイトを選ぶ人は少なくはないはずである。スピニングだと長くて3m-4mが普通だがベイトだと全部リーダーでも投げることは可能である。ただ飛距離損失的にいけば両者お互いにメリットやデメリットがある。実質70mラインを超えなければならない場合、太い糸だとベイト側がやや有利に展開するが、ルアーの重さが軽くなったり、ラインが細くなるにしたがってスピニングのほうが加速的に性能が向上しやすい。またキャスティングにおけるキャスト性能においてベイトの方がスピニングより汎用性が無い。これはベイトキャスティングにおける宿命的な部分で一気にラインをはじくスピニングに対して若干リリース時に指の下で滑らせなければならないベイトの方がロッドのフォロー時間を長く取る必要からどうしてもキャストモーションが大きくなるという弱点が出てくる。たとえば高い壁に背中がつくぐらいの位置から壁の正面に向けてどれぐらい投げることが出来るのか?まあ慣れた人はある程度できると思うが軽いルアーで自分の身長より長い竿でという制約をつけてスピニングより飛ばせる人は殆どいないと言っても言い過ぎではない。藪の中からさお先だけ出してどれくらいキャストできるかあたりでも理解していただけると思う。
次に誘いについてベイトリールは物理的に安定していない位置にリールがあることからそれを支えつつその他の作業を行う必要がある 中型の魚に向いていると言う理由はここにある。つまり大きいリールで有ればあるほど姿勢保持に力が必要になる。その為ロッドアクションに切れが無い状態になる。バス釣りなどでもジャークやツイッチにおいてベイトタックルはややキレが出にくいのは基本的なところで操作がやりにくいからである。ただし手のひらで覆えるぐらいのサイズの場合はやや違和感は薄れると思う。一方スピニングはスラックとテンションの微妙な調整が出しやすくルアーのアクションに集中しやすいというメリットがある。その操作感の違いはルアーのスピードにも反映している。圧倒的にスピニングの方が巻き取りは早い。おまけにスピニングは全自動で綺麗にスプールにラインが巻かれるのに対してレベルワインドの付いていないベイトなどはチャント指でその代わりを務めて平行に巻かないと次のキャストでバックラッシュが起こりやすくなる。つまり力と意識をルアー意外に操作時に使う必要があるわけでそのためにルアーの操作が疎かになると言うデメリットを持っているわけである。私が若い頃の先輩諸氏も渓流でワザワザベイトタックルを使うという奇特な人も居たがなんというか基本だめな所が目立ちすぎて釣りというのかタックル使いのサーカスの時間なのか良くわからない状態だった。そんなに難しいのが好きならフライでも振っとけばいいのにと当時思った記憶がある。

魚とのファイトにおいて。ファイトについても言及する部分はベイトの大型のリールを使う場合どうしてもエネルギーを姿勢保持に使う必要から体を固める方向にファイトがなりやすい 一方スピニングは腕で支えるだけと言うテンションに対する巻取りで言えばこちらのほうが圧倒的に有利となる。ただし太いリーダーを長ったらしく使いたい場合ベイトのみがこのシステムで投げることが可能となる。ただしドラグに関してスピニングの方がスタードラグよりも強いテンションをかけやすくなるので太い糸を使っても魚に対するテンションは比較的緩くなる傾向がある、ここで一つ注意をしておくが糸は切れるから安全なのであって切れない糸でやれば何かあったとき必ず事故が起こる。例えば堤防で海ギリギリにファイト中ドラグテンションは15キロ以上かかっていたとして転んでしまった場合。空中でやってみればわかるが普通の人間のドラグ負荷は強く掛かって13キロ程度までは安全だがそれ以上になるとテンションの維持に対する部分に力を使いすぎるので移動したり躓いたりした時の体勢維持が難しくなる。ゴリラみたいな釣り人がやるなら分かるが大抵ベイトにあこがれてるのはそうでない人のケースが多い。切れない糸でやればその上のテンションが自分に掛かってくるハーネスやジンバルなどを使って固定しているならなおさら気をつけないと落下や指切断など大事故やタックル自体が海に泳いでいってしまう可能性を考えておく必要がある。とまあこんなかんじである。別に使いたいものを使っておけばよいと思うが魚を釣るという大前提を元にタックルを選ぶのであればこのような違いが有るということに対して認識が必要である。私がベイトタックルがいいかなと思うところはスピニングだと姿勢が安定しにくいプラグを投げる場合や着水ショックで前のフックにラインが絡まないようにしたい場合。やや太めの糸で多少障害物にラインが触れても魚をあげたい釣りの場合には使えるかなと思っている。