ダム バラマンディ攻略ガイド

海外に迄行っても 結局は他人が作ったフォーマットにより結果だけ持ち寄る旅行者も多いと思う。私もよくよくあるそんな感じの釣りからある程度自力感を内容に含めたいと日頃からそういった努力をしている。だが 実際はどうだろう?結局はその内容たるや海外旅行中という装備の枠からそこを求めてしまうと多くの欠落要素が浮き彫りになり。実際かなり難しく大がかりとなる。それは偏に釣り自体のスケールの問題でもある。

例えばGTの釣り そのあたりの堤防や磯から上がるような魚にして余程の場所に行かねばそれはかなわないことが殆どである。ましてや自分でポイントを探すなどこの時節 既に国内では情報が在りすぎてショアーに関して言えば知らない場所等粗存在しない。大抵の場合 ベースの情報が在っての自分の釣りであり。1からの構築というのは時間とお金がかかるものだ。だがベースが魚そのものを理解して自分自身の技量も伸ばすのであれば当然ながら他人に頼ってでも多くの魚を釣ることは必要なのだ。しかしその蓋を開けるプロセスを楽しめるようになればまた一段とそれが楽しくなるのは間違いない。現に私自身がそうなのだから。
ダムのバラマンディをカヌーで狙うようになって。早7年が経過している。まあ最初にハードカヌーを借りて適当にやっててヒットしたことからこれ結構やれるのでは?と思ったところからのスタートだった。その前にウェイパに12年程通ったのでナチュラルな状況での釣りはかなり理解した上での釣りとなる。基本バラマンディは日本でいえばシーバスと同じ扱い的な南国の釣りである。 日本のアカメ釣りも勿論通じるものがあるが メインの釣りが夜間の釣りであることもあり昼釣りたいレベルだとちょっと違う感じとなる。勿論ダムの夜釣人員は10-20%ぐらいは居る。あとはトローリング これも割に頻繁に見かけるが。私が望むのは自己操船によるポイント選択と昼間のキャスティングがメインとなる。つまりは昼間でハードプラグのみを使った釣りでなんとかしたいわけである。バラマンディをソフトルアーにて釣る人は実際多い。ブラックバス的な釣りも当然浸透している、だが私個人はそれを選択はせずとも何とかなると思っている。ただ その条件自体はかなり限られるのだ、先ずはカヌーによるポイント選択。流石に大抵の性能の釣りカヌーだと幅が80-90cmはあるカヌーが殆ど そうなると時速はどんなに頑張っても5キロはいかないことが多い、特に波が立ったりするときはかなり進まない。私が行っている東海岸中部のダムだがかなり大きい奥行き15kmぐらいしかも風が時速20キロ 7-8m 強いときは12m程度の風が容赦なく吹き荒れる。真面目に遭難しそうになるレベルである。そんな中で釣りができるのは降ろした場所から大抵 5-6キロ以内の風の当たりにくい場所となる、基本降ろせる場所に対してという話である。つまり 周回道路 周遊道路のあるようなダム湖だと状況に応じて風裏を選択することが可能となる。だが 水に浮かぶのが本来の目的ではないわけで問題は魚の居る場所まで届かねば意味がない。その為のカヌーである。まあインフレーターカヌーかハードカヌーか?という選択になるが 現地に置いておいて車に積むことができるならどちらでも構わないと思う。現地で購入するもしくは借りるという手も勿論あると思う。移動の車の問題が出ては来ると思うが。性能もピンきりでハードボトムが最もパドリングの効率が高く 柔らかいもしくは底側の変形(人間が乗ることによる底部の変形)が船速を遅くする。つまりインフレーターであっても高圧フロアー等のモノはカヌーとしての機能がある程度期待できるが、柔らかいものはゴムボ感が著しく滑走しにくいものとなる。ただ行って取り合えず浮かぶだけならいいが1日平均10キロ20キロを漕ぐようであればこの辺りを考慮しないと扱いにくい。

そしてまず獲物がどこで釣れるのか?そこが核心部分である訳だが 現時点で解っていることは2m以内の水深での釣果が圧倒的に多い。湖のバラマンディ実のところ12m以深でも釣れているし トーナメントの時の釣りを比較してもかなり深いところの釣りが殆どだ、だが私は基本サイトに近いブラインドの釣り 通常のプラグでの操作の釣りがメインとなるので基本はそうした場所に限定されるし 実際カヌーで水深12Mあたりから聳え立つ立ち木に引っ掛ける覚悟でガンガンルアーを落とし込んでいたらいくらルアーがあっても足りないし カヌーから根掛かり一々切るのも一苦労だ、最低でも1mのバラマンディを釣るのに2#程度のメインラインは必要であり、リーダーも先端部は先ずは50LBは必要となるからだ。木にすれることが前提のこの釣りの場合 ベイトなら3-4# スピニングは2-2.5#は必須だ、しかも 今まで何年も深いラインの釣りをチャレンジしたがパワーボートの釣りを含めて プラグでは浅場の数パーセントも釣れていない。
そういうことで2m以内の水深を判断基準としている。ところがである。





ダム湖に限らず
浅いラインには藻が覆っていることが多い。藻がない時期もあるし ダムの水面の増減が大きく変わる時期だとその影響は少ない。実際の話藻があるからバラマンディが浅いラインに多いと私は思っている。早朝から10時ぐらいにかけてベース水深1.5-2mの場所で1m程度の藻が生えている場所に静かにカヌーを漕ぐと頭を藻に突っ込んだドデカい魚体を何匹も見ることが多い。それを拾えれば拾うが風やその他天候 水質などの影響 藻の発育状態(広がり 穴の深さ) 水面の上下 等によって見えにくい場合は基本ブラインドとなる。そういった藻のドロップや表面を舐めるようなルアーを使うのだが 大抵2キャストに1回は藻が絡んで釣りにくいことが多い。立ち木帯の場合は藻が生えているのを基準として疎らな立ち木帯(勿論水深は2m前後)を基準としてダイビングプラグ 基本1.5m程度潜る9せんち程度のモノ?か ジャークベイト11cm スイムベイト F,S]15cm-20cm程度を使うことが多い。恐らくは日本でもこの釣り方で魚は釣れるはずだと思う。バラマンディといえばトゥイッチが一般的だが基本効果的なのは一瞬の一句りしたアクションやストップなのだが テリトリー内で例えば藻に頭突っ込んでいたりすると水面をポッピングでもしないかぎり頭を上げないことが多い。その為 ダイビングプラグで水切り音を出させて気付かせるという意味合いが大きいのではと私個人は考えている。ジョイントベイトで同じ魚に20回以上キャストした経験があるが最後はしっかり食いつくことからやはり気付いていないという風に思うからだ。先も言ったようにポッパーやカエルも使える。一瞬見ただけでこれはプラグ無理と思えるウィードベッドでも奥行きやプールや亀裂があれば魚が居る可能性が有るからだ。そうなってくるとトッププラグやカエルはまあ使いではある。ヒットはトッププラグはゆっくり曳いていると割とおとなしい 魚が大きいのか?よくわからない、小さいプラグも好きだが基本魚体とその引きから考えると小さいフックは伸びやすく 切れやすい。早引きしているとGT並みの速さで水面直下でひったくられることが多い。魚のコンディションが良ければよい程 追いが良い気がする。



ファイトは基本 引きずられる(笑)気を付けねばならないのは深さだ、シーバスしか釣ったことない人に1Mのバラマンディ しかもカヌーで釣ったら腰抜かすぐらいのインパクトがあると思う。が ここで気を付けなばならないのはカヌーを先端から魚の方向にちゃんと添わせるという事だ そして余計に潜らせない、藻も厚く潜られたら上がらないことが多い。また立ち木帯では 立ち木の枝の水中での広がり具合が不明であり走らせればそれをくぐってしまいなれないとそこで絡んでしまう。基本立ち木帯のファイトは絡ませないように釣る必要があるが 実際はそう簡単にはいかない。(笑
素早い巻き込みと冷静な判断が求められる。そこが面白いのだがもし木を跨いだらブレスを利用して木から抜くか?自分が木の方に回り込む必要がある。テンションは基本緩めだが緩すぎると勝手に走り回られるので状況による。
カヌーの釣りの場合クリップオフできる浮きの付いたアンカーをお勧めする???と思われがちだが アンカー自体はそのあたりの700g-1KGのロープが解けない石でよいというか石が良いカヌー用パラアンカーもあるがある意味使いにくい。藻の上をそーっと動いていて 魚を発見したらアンカーだとその場で止まる。しかも 風で大きく押されるときは水底に届くぐらいのロープでダラダラ曳きずりながら釣れば適当に引っかかったり抜けたりしながらカヌーが自動で動くのでキャスティングしやすい。魚がファイト中もしくはランディング後にボートを傷めない様に魚用のマットを用意しておくとボートがヒレで破けて死ににくい(笑)ガムテープ等の応急セットは常に積んでおくとよい。時間的傾向で言えば朝は藻の上 ジャークベイト スイムベイト 昼は立木でダイビング系 午後はポッパーやペンシルベイトも含んだサーフェスの釣りが傾向的に強い気がする。これみて自分もっていう人は多くはないと思うがもしそれをするならこういうことがカギとなるという程度に覚えてもらいたい。
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