トラウト

世界中にはいろいろな種類がいてその種をこよなく愛す釣り人が多いわけですが、釣れるものだとざっとした分け方でヤマメ、イワナ、ニジマスぐらいなわけでその釣り方を若干書いておきたいと思います。

渓流もしくは清流 もしくは管理釣り場にてこれらを釣るわけですが 昔からややこしい人が多くて一々魚釣る前に薀蓄が必要な人が多いのが現状です。まあなんといっても経験者なので一応教えてもらったりはすると思いますが基本的にそういう人が多いというところを見つつ要点だけ吸収するようにしないと余計なことを吸収すると同類が増えてゆくのがこの手の釣りです(笑)

また、海であれだけ重箱の隅つつくようにライフジャケットの着用について言われておりますがほぼ着用していない文化のため事故も起こりやすいのが現状です。飛沫が岩を削る海と違い流れが研磨した岩は丸く滑りやすくおまけに水が体を押すので流されやすい、塩水と違って浮力も水温も低い等 キャスティングの釣りの中でも最も過酷な釣りと言っても過言ではありません。

 

魚を釣るためには(釣堀以外で)

1.キッチリした足回り装備

2.ルアーコントロールできる釣竿 トラブルが少ないリール。

3.ルアーが見えやすい偏光グラスやその他の装備

4.現地の情報 入渓場所や天候による判断 安全な入渓場所の選定

ざっと上げてこのくらいです。

まずは足回りですが先にも述べたように釣りで死ぬとすればはっきり言ってこの釣りはトップ3の中に入る釣りです。沢登を竿片手にやるようなものですから中流域で適当に竿振っているのとではわけが違います。おまけに釣れる日は雨天、雪解け等水量が多い等の悪天候がキーになりますのでキッチリとした安全な装備が必要になります。おすすめはフェルトピンタイプのやや柔らかい系統の靴です。理由は岩がなめらかなので基本面で受けるタイプのソールが必要なのとその保険的役割のピンが付いているというところです。フェルトスパイクもまあ悪くはありませんがガリガリした音も大きくスパイクピンが太いのでフェルトの接地に障害となるところがあるのでベストはピン付フェルトというわけです。基本的には河川に慣れるということも必要だと思います。沢登用のラバーソールもありますがそれも慣れとコツが必要となると思います。それとシューズの幅が自分の足に合うタイプつまり足本体の幅とのプラスがあまり大きくないものがおすすめです。基本的に岩を登ったり段差に足かけてヘズッタリ等が増えますので大幅に自分の足よりソールが広いと事故のもとになります。基本凸凹の川底や地面を歩きますので捻挫しにくいハイカット系の靴がお勧めです。勿論歩くことを前提とした話です。川の中流たまにやや上流タイプであればそのあたりはもっと緩和して考えてよいと思います。

釣竿ですが初めてであれば先がまがってリールから第一ガイド辺りに力があるロッドがお勧めです。理由はキャスティングにある程度のキャスティング精度が必要なわけでそうなるとあまり飛距離が出なくてもコントロールしやすい釣竿を使うのが先決だからです。基本的には5g以下マックス重たくて12-5gぐらいのルアーしか使いませんので基本慣れていないとキャスティングがうまくいきません。うちの竿で73Tというロッドがありますが私個人が使いやすくセッティンングしていますので自分はベテランでキャスティングに自信があるという方以外だと渓流のみでの使用は練習を要します。簡単に説明するとトップが曲がって竿が短くなると短いロッドで投げている状態になりますのでまがっている竿ほどコントロール性は上がります。つまり素手でゴミ箱に空き缶投げるようなものだからです。一方スローテーパにて(荷重がかかっても穂先があまり曲がらずジョイント部辺りから大きい弧で曲がるロッド)曲がる硬いロッドは自分の手から遠いところにコントロールする部位があるので必然的に手元感が強い柔らかいロッドよりキャスティングが難しくなります。ただしメリットはあります。つまりロッドがキャスト中あまり曲がりませんので遠投性能が高く風などの影響を受けないキャスティングができるようになります。ちょっと言えば撒き餌ヒシャクで石投げると遠くに石が飛ぶけど練習しないと狙ったところに飛ばないのと同じ理屈です。今の自分で釣りをやるのかまたは自分のこれから釣りという趣味を行く道すがら使う竿か?という選択があるわけです。

リールについて私は中学生からこの釣りをしていますしルアー魚種でいえばバスより長いし数も相当行っています。この流れを釣る釣りではリールに求められる性能はやはりトラブルがないこと、この一点です。そういう意味かと言えば基本的には川は上から下に流れています。基本魚の頭は上を向いています。つまり上流です。となるとどうでしょう魚の背後から追い越すようにルアーを曳きますか?勿論それもやるときはやりますが基本上流もしくは斜め前側ぐらいから投げて下流へ引っ張ります。何故かと言えば彼らは上から流れてくるものを食べているわけですもしくは他の魚を食べているわけでそうなると真正面に自分を見ているベイトを食うか?と言えばやっぱりしっぽや腹側から襲うわけで自分より前の餌を食うか否かを判断しているのが基本ですそれを考えると当然下流に投げるときはショート気味上流に投げるときは普通に投げることになります。問題は上流に投げる場合流れがありますのでルアーは黙っていてもそのまま下流に流れてゆきます。つまり上流にルアーを投げると平水で投げたときより巻取りのテンションはかなり緩くなります。緩くなるとライントラブルが起こりやすくなります。そのためロッドを握っている側の指を立ててラインにあてながらラインを巻き取る動作が必要になります。流下昆虫などを食べている個体の場合流下スピードが速すぎるとバイトしない場合もあるのでなるだけ流れにのせるわけですがそうなるといっそう巻取りテンションは低くなります。そうなるとリールのトラブルが頻発するわけです。正確にはリールというよりラインのトラブルなわけですがリールによってはローターアームやベールのアーム側ひどいとボディとローターの根本にラインがまかれてしまいます。渓流釣りでいい処にルアーがすっぱり入ってさあリール巻こうとしてこういったトラブルが頻発すると最悪です。オールドタックル系のリールや形で売られるリールなどはこの傾向が強く私ははっきり言ってダイワのリールしか使っていません。御奨めはルビアスのグレードです。使いやすくてお手頃です。オイル式のドラグは初動が遅いのでタカ切れや身切れの確率が高くなるのでお勧めできません。それより高額でもいいですがあまり高額だと転びやすい河川の釣りの場合滑ってリールで着地したり(爆)するのである程度に抑えておいたほうがよいと思います。替えスプールというより替えリールのほうが現実的です。

ラインはPE0.6を中心として上下に調整してください。私の場合あまりPEを信用していませんので基本0.6にてシーズンを通します。0.6ですと基本的には10ポンドラインですのでシステム損傷を考えても3キロ程度の力は出せると思います。硬いか柔らかいか?で選択するのであれば中間6-8本撚りでよいと思います。硬いとリールによるラインの捩れを吸収しにくいのでトラブルがやや多くなります。(津留崎理論 リールライントラブル参照)

リーダーシステムはPEであれナイロンであれ使用します。まずメインラインがナイロンの場合ミッドノットやオルブライトにて接続します。PEは私の場合FGノットにて結束しておりますが0.6のPEを1.5号前後のフロロリーダーに繋ぐのは結構骨折ります。まあ練習が必要ですが私も老眼で夕方等はかなりつらくなります。治工具も色々出ているので結びがあまり好きでない方はそういったものをお買い求めされるのも良いかもしれません。リーダー長さはキャスティングなので基本竿一本以下トラブルが嫌いなら1mで結構です。電車結びでもなんとか行けますが基本切れます(笑)

偏光グラス イーズグリーン系の割と明るめのものを使ったほうがコントラストの強弱が大きい渓流などでは使えます。本流域ではもう少しグレー系になっても問題はありませんが1つしか買えないのであれば迷わずイーズグリーンかと思います。基本は水の中が見えやすいこととサングラスをしているやや暗い場所、すなわち明度の低い状況でも同じように釣りができるかが基本となります。河川の釣りの場合魚が見えることが多いですのでそうした場合のさらにはっきりとコース発見や誘いを行う上でそれがあれば便利です。自分が昼間日が高いときしか釣りを行わないという場合はこの限りではありません。なぜなら日が上にあるときは普通に魚は見えるからです。

ランディングツールについて

まああったら便利ですが例えば釣った魚をリリース目的で釣っても一応はこねくり回したい人もいるわけでそうした場合はネットがあったほうが便利ではあります。(笑)まあ冗談はさておきネットの利点は糸の細いラインで釣っている関係上ランディング率を上げるうえではあると便利です。ただし基本魚の体長よりフレームが長い(広い)ほうが良いです。網目は目的に応じて荒くも細かくも良いと思います荒いほうが網の動きが速くなるので成功しやすくあります。ただ、本格的な入渓の場合網が邪魔になったりしますので携行は場所によってはNGになります。よく使うのが鮎用のネットです。魚はあまり傷つきませんがフックの絡みが大きいので良し悪しです。通常はラケットネット系がふつうですが基本すくうという動作の成功を目的とするなら柄の少しでも長い広いネットが有効です。

釣れる条件基本的に解禁当初は暖かさが問題になります。そのため早朝であるより夕方の方が釣れやすくなります。また暖かい雨などが降る日もしくは降った後等は非常に釣れ易くなります。逆に同じ河川でも渇水すると調子が悪くなります。春から俎上が始まりその点でも釣れ易さが違ってきますが基本的には上の通りです。

 釣り方は基本投げて巻く動作で片が付きますが魚が見えるのでいろいろ行うことは可能です。しかし基本はちゃんと投げて曳いてくることの方がトィッチしたりすることより有効かとおもいます。つまりちゃんとしたところを狙うという意味合いです。そのため近づく方向やキャストする場所方法などの計算が必要になります。アップストリームやダウンストリームとはいっても河川の向きや流れは一様ではなく釣り場に対して流しにくい、投げにくい、通しにくい等の条件が出てくるからです。そのためにポジション取りや移動が必要になります。まあ慣れないうちはとにかく真っ直ぐ棒引きでよいと思います。あとは流れに対する角度などでルアー自体が流れに対して追従すると思いますのでいくらかわかるようになってからいろいろやる必要が出てきます。有効なのはストップやちょっとしたトィッチ、流れを利用したターン等いろいろありますがまずは自分のルアーが何処にどの状況にて動いてきているか?の把握が第一です。

ルアーは基本ミノープラグ メタルジグ スプーン スピナー等色々ありますが

簡単なのはミノープラグです、あとは深さや水量に応じてメタルジグなどが補足されるローテーションが基本ですが、小型のバイブレーションも使われるようになってきています。ただしボトムに付けるルアーの多くはポイントそのものを荒らす原因になりやすくいので上から順に使った方が魚は釣れ易くなります。例えば 有効なストップ等を使うには基本プラグにしか出来ません。深いポイントは大物と出会いやすい場所ではありますがアプローチのやり方でその成功率は変わります。昔からの話を書いておきますと今を遡る事40年前渓流清流釣りは基本スピナーかスプーンが基本でした。ハスルアー等もほぼ同じような感じです。それの10年後あたりからプラグの釣りがボチボチ入ってきました。何故ならそれ以前には一般的な小型ミノーの販売が希薄だったからです。その登場時のそのプラグへの効果はそれまでのシンキングメタルルアーからすれば革命的に違っていたことを思い起こします。つまりよほどキャスティングの飛距離や深さに依存する釣り場でないかぎりプラグのほうが効果的に魚を釣ることができると思います。

当社の製品でいえばHKTMシリーズが基本となります。深い淵などの場所はDタイプなどを使用します。

釣り場所の特定

具体的に魚は河川を登ってゆくわけですが河川の形状によっては魚が昇りにくい場所があると思います。例えば堰などのダムです。こうした場所には下側に基本的に魚がたまります。落差の大きい滝なども同じです。つまり河川の形状を見てゆけばいくつかの思いつく場所がありそういう場所を見つけて釣っていく必要があるということです。上のほかに一見流れている川でも付きにくい場所や付きやすい場所が点在します。例えば浅いゴロタがが続いた後の最初の淵や急流が続いた後の淵等です。そうしたところを推理しつつ探ってゆくのがこの釣りです。初期は水温の安定しやすい砂防ダムなどの溜まりにも魚は多くなります。できれば不慣れなうちはそういった大場所から釣ってゆく方が間合いや誘いなどを練習できるのでお勧めです。

 

 魚種別の基本習性で言えば岩魚のほうがヤマメより追いが長く最後まで楽しめる魚ですが 虹鱒はその中間的まあ最初はあまり気にせず来たものをしっかりとるほうが先決と思います。

基本的なルアー操作ですがなるだけ流れに沿うようにスピードを調節します。つまりアップストリームであれば流れよりやや早いぐらい、クロスストリームならオクリ気味で長く ダウンは基本ゆっくり目でといった具合。
(針交換は頻繁に行うほうが良いと思います。)
よくある話で針の問題があります。フッキングをミス連発するとよく悩むわけですが基本的にシングルフックよりトレブルの方がかかりやすいです。またファインワイヤーとある程度の軸のあるフックであれば初期はファインワイヤーを使うこともありますがフッキング自体は当たるところから針がどれぐらい刺さるかですので軸が細いから刺さりやすいというのは微妙なところです。つまり タワミによってフックしない可能性も無視できません、またファイト中に伸びてしまう可能性も否定できません。フックの質で言えばがまかつやカツイチタイプのほうが優秀かと思います。科学研磨なので砥ぎ直しが利かないので余程の事がない限り頻繁にチェックして交換したほうが釣果には影響が出にくいです。最終的には針が魚を連れてくるわけですのでそこをお忘れなく。