春磯の歩き方その1

あれから2週間そろそろいい感じになってきたかと思って現場に行ってみた。
まずはキャンプ地の前の浜で様子見てみる。2週間前から夕方になるとベイトが入ってきてヒラメやヒラスズキが
釣れるのである。今回の調査の目的の夜間のつりのキーとなるベイトノ接岸の様子を見てさらにパターンをつかむことが
最優先課題となる。夜間の磯の魚を狙うにはどうすべきなのか?そこが知りたいのである。


だからどちらかというといつもの勢いは我々には無い。今までの経験からいくつもの枠を釣り場に当てはめ
また当てはまる釣り場を探してあるくことになる。まあ硬いことをいわずに目の前のベイトの帯にルアーを投げ込んでみる。
1投目で真鯛がヒットする。こいつはなかなかえげつないファイトをするがまあこのサイズなら問題はない。

次にさらに遠くを狙ってジャベリンをキャストしてもう一匹追加する。夕飯前の2枚である。2日前はヒラメが

釣れたらしい。どうやらベイトの種類で捕食者が違うらしい。詳しい話は後日である。




翌朝鹿児島パターンにて浜やチョロ河口等を重点的に回って見る。春のつりは団子のつりである。一つの金鉱で
ザックザックと獲物が取れる。だが、人の敷いたレールの上では少々居心地が悪い。そのため新たなる金脈を探しに
いそしむのである。だがそう簡単に見つかりはしない。経験とそして運も左右する。水温がまだ低いのかもしれない。
魚は見えない。基本北部九州の幕開けは通常4月旧暦3月1日以降のほうが安定している。


それでもパターンにははまらないので一応普通のパターンでも釣ってみる。べたなぎでは有るが数本は魚を見ることになる。

例のトーナメントの時間がやってきた別に他のチームの事はどうでもいい自分で思った釣りが出来れば
それでよい。それにつれなくても適当に目立つ布石は打ってある。問題はシリアスに狙ったとおりの
釣りが出来るのか?が問題なのである。だが、現実寒すぎて未だ安定していないということか?


いつものように留めでつれた小型のヒラスズキ。


↓砂岩に埋もれた木だろうか?石のようでもあるが。木の様でもある。


天候が天候だけにポツポツは釣れる。しかし確固たるパターンをつかんで釣りをするわけではない。ただ
小手先の技術でそれを行い300m毎に1回答えを出しているに過ぎない。



基本的にカレントというよりベイトのスクールに顕著に反応しているそれを見つけねば魚は釣ることが出来ない。
つれていないわけではないが釣れているわけではない。そこに問題がある。




例のストップ釣法でヒラスズキを出して次の1投で仕留めるはずだったが、赤い魚に変わってしまった。




いろいろやった割には答えが出ずトーナメント当日なった。結果は最悪だった。だが今後もパターンの抽出に
時間はかけるつもりである。