使い方は以前に説明したのですが依然として問い合わせが多いのでもう少し突っ込んだ基礎的な話を書いておきます。
https://www.fcllabo.jp/hookchoose.html にも使いようについて書かれております。

ルアープラグのフック選定についての基礎知識

基本中の基本として フローティングルアーはFの状況 つまり浮いている限り

フックサイズは自由だ。問題なのはシンキングである。通常推奨サイズの1クラス上程度までが基本だ。

プラグのフック選定にはプラグ姿勢の安定に起因したバランスが求められる。つまりFルアーはフックサイズにゆとりがある。何故なら浮力が大きく働くので背中側が上向きに引っ張られるような浮力が強く働けば働くほど安定しやすい。輪切り断面が上下に長い つまり円や正方形 横楕円以外の縦楕円 や長方形等の縦にボリュームがある形状の方が安定して浮力が働くので ルアーとしては動きを出しやすい。知ってのとおりこの話はルアービルディングにも繋がっている話なのでボディに対するアイやフック位置等も大きく関連してくるので今回はあくまで基本形状 例えば当社で言えばHRTM やCSP EBIPOP等のボディに対して粗センターからアイが出ている基本形状をしているものを中心に述べておきたい。極端な話 タイイングアイが極端に上向きや 下のボディラインからはみ出るほどの下向きのルアーでの言及ではないと述べておきたい


基本フックサイズを大きくすると何が減って何が付加されるか?

フックサイズを大きくすると基本潜航深度が浅くなる可能性が高い。とりわけ影響しているのはテールのフックでルアーの潜航姿勢が尻上りでなくなる関係上浅くなりやすい。つまり一定のスピードで潜らせる釣りである場合腹側のフックを重く 尻側を軽くすることでそれは向上しやすくなる。当然ながらフックサイズを2つとも浮力ギリギリに大きくすれば飛距離も大きくなる。例えばルアーボディに張鉛を付けてバランスを整えるよりフックの軸に巻きつけたほうがルアーそのものの揺らぎに影響しない可能性も出てくる。おまけに飛距離も大きくなる。ただルアーとしての性格は大きく違ってくる。先に述べた遊泳深度 ふり幅等がある一定のスピードに対して小さく振れたり 大きく振れたりしやすくなる。標準的なフックサイズから上に2サイズ。つまり9センチのプラグは6番が標準だがそれを2番にするとギリギリラインとなる。それ以上大きくするとフック同士が絡んだり動きそのものに影響が出てくる。あと違ってくるのが水中での揺らぎの問題だ 貼り鉛でギリギリに調整したものの方が水中での揺らぎは大きく扱いやすい傾向にある。 フックが大きいものはフックの抵抗と基本浮力がボディ側に残っている為 慣性による揺らぎはおこりにくくなりやすい。つまり水中に潜らせた後に水中でドッグウォークをさせたいような場合にはボディに錘貼った方が良い。 ただ安定側で言えばフックの方が重心が下がるので曳くだけならその方が都合がよい。


フックに錘を巻くか?フックを大きくするか?

ルアー単体がフックサイズの肥大に若しくは太軸化による重りの影響を受ける。重くはなるがスプリットリングの影響を受けるので ジョイントと同じで動きの抵抗を受けにくく ボディに付加する錘より安定力はでる。しかし末端に重量物が有る為 振幅が加速と共に荷重の為に大きく振り回され動きが破綻するケースもある。フックサイスは荷重と水抵抗を受ける。しかし フックに重りを巻いた場合水抵抗はそのままだが高比重化が影響し 低速はまだしも加速時に大きくボディを振らす可能性がある。結果自重の重たくなったフローティングは軽い物に対して何が違うかというと泳ぎ出しが遅い ストップアンドゴー等でごまかしたり泳ぐまでのスピードまで加速させて棒引きせねばならずまあ基本的にルアーとしては今一の状況になりやすい。 基本的なそうした改良の要として自分が求めるスピードにルアーとして使用に耐えうるセッティングであれば良いわけで 針を大きくしたくないときにはフック軸に重りを巻いて フックレートや強度が気になるならフックサイズを上げるという考え方でやるしかない。


シンキングルアーはじゃじゃ馬.

基本的にシンキングとりわけ中途半端なシンクレートのシンキングはバイブレーションの様な上下のしっかりしたバランスの物よりひっくり返りやすい。フックは錘でもあるが 水抵抗物でもある。これが一番の原因となる。シンキングは負荷耐性が低くつまり上下の安定力(復元力)がFと比較して小さい。 シンキングに関してノーマルで一杯一杯のバランスの場合が多い。シンキングにおけるバランスが壊れ易いフックバランスは中高速だと腹フックのサイズだ。低速ならあまり問題が出にくい 勿論ルアーの形状や水切り方法にも大きく影響している。

ノーマルの時点で下向きの安定力が強いものはある程度フックサイズの上下が出来る、(例えばヘビーシンペンやバイブレーション)用心が必要なのはスローシンクでノーマル状態でチドリ つまり規則正しい動きではなく数回に1回水が綺麗に流れないでドドる様に動くルアー世間ではオートマチックに魚を呼ぶとされているルアーの類((笑)が指定フックの呪縛から外れない傾向にあるFも含む。シンキングの目的は水中でステイさせるためのシンキングと遠くに投げる、深く沈めるための用途が有るが後者2つはプラグの場合基本錘が腹から後ろに近い状態なので動き出しが悪くなる。(バイブレーションの場合は逆)おまけに着水後 糸を送ると尻から沈んだり ジャークすると頭から沈んだりする。 こういったものを使う場合針云々より先に着水後のラインの貼り方などをしっかり理解した状態で使う必要が出てくる。安定力自体はある程度錘格差があるのでフックサイズは2段階程上げても使うことが出来る。品目的に小型ヘビーシンキングプラグ ヘビーシンペン バイブレーションプラグ等があげられる。小型のヘビーシンキングは ラインやリーダーの影響を受けやすいのでキャスト姿勢も安定しやすく水分子の粘性の影響か?割に動きも安定している。

中型のルアーに多いスローシンクの曳きタイプのルアーは割にじゃじゃ馬だ、改造耐性が低いのでいじるところが少ないからだ。その結果 針も規格の針からあまり大きく変えられない事が多い。ただし特殊リップに関しては下向きの抵抗を生み出しながら泳ぐタイプ ディープダイバータイプやオフセットタイプのルアーに関しては安定していれば大きく変えることも出来ると思う。しかし7ノット位で曳くトローリングに耐えられるものは少ない。(ボディ比重やフック荷重の重さに加速がつくと泳ぎが破綻しやすくなる)バイブレーションの様な 変則的な位置にアイがあるルアーの方がそういった方向に対しては強い。ただテール側のフック抵抗が大きすぎると回転する傾向がある。低速はまだしも高速になるとフックの影響を受け始め ボディーがアイの真後ろ方向に引っ張られる力も大きくなり 遊泳層が浅くなったり 腹フックの水抵抗により回転しやすくなるのだ。回転といってもなだらかに横向いたりする程度がおおい その他顕著に影響が出やすいのはシンペン系のプラグだ。リップが付いていない若しくはごく小さい物は下向きの安定を出せないので基本錘バランスによるものが多く早く曳くと水面に飛び出す。ただシンペンの扱いの問題から早く巻けば水面に出るほうが使いやすい

シングルフックその他特殊フックに変換

フックを交換する目的は 錘バランスと飛距離 そして魚へのフックレートやランディングレートをあげる目的がある。基本的に扱いが難しいトップペンシル ダイビング系は ギリギリ浮力にすると扱いやすくなる 天候によって貼り錘(シール付き鉛シート)やフックサイズの上下で調整する。その際シングルに変換する人も多い シングルはハズレにくいという噂が広まっているが フックレートは非常に低いという事を忘れている人が多い。フック交換だが2.0のトレブルフックはおおよそ3.5g程だがシングルの同じ様なボリュームの針もそこまで変わらない 欲を出して2個付けると重くなる。それと針単体にはバランスが存在する 針単体を水の中で引っ張って見れば 針先が常に上を向くはずだ。それが針の水中でのバランスであり。腹のフックはその逆につく結果になる。大きなボディにはあまり影響がないが 小さいボディにはその向きによって動きの質が大きく変わったりする。アシストにすればある程度フリーになるので動きの制約は緩和するが針先は先に言ったように上を向く。トレブルもシングルほどではないが安定する向きがあるのでチェックしてみるといい。

通常プラグは トリプルフック若しくはシングルの2本仕様である。だが通常規格より2段階以上のフックを付ける場合。例えば5センチのルアーに1番のフック 10センチのルアーに2.0 3.0のフック等を付ける場合。腹に一本だけつける事になる。多くのフィッシュイーターが下向きで突き上げるように捕食することからスイミングタイプは腹の方が良い。 ペンシルやポッパーの場合操作性の問題から尻の方が基本良いが。その日の扱い様によって変化させた方が良いだろう。

確認まとめると 基本Fはフックサイズの変更についてフックの大小に対して幅がある。ただしDDのようにロングビル系の 機能維持について初期姿勢が遊泳姿勢に大きくかかわる重要な物はボディ抵抗が上がるとヘッドがあがるので水受けしにくくなり深く潜らなくなる逆に腹側を重くして尻尾を軽くすれば基本潜りやすくなるがリップの水受けのバランスその物がピーキーな場合チドリが酷くなり逆にバランスを崩すケースもある。基本DDはタイイングアイに対して錘が近ければ動きは良くなる傾向にある。一方トッププラグは幅が大きいダイビング後の揺らぎがフックの水の抵抗でタイトになる以外あまり問題はない。シンキングのフックはF程自由が利かないが良くても1段階程度にしておけば問題はない。バイブレーションやヘビーシンペン等は針が絡まなければある程度までつける事は可能だ。Fについてだが当社のウレタン系はある程度針が変わってもシンキングになったりはしないが インジェクション製のモデルは割に追い込んでセッティングされているものが多く注意が必要だ。ただ一つ言えることは家のバケツや洗面台でギリギリ沈むものは海では浮く可能性が高い。そこは留意しておくべきと思う。
腹と尻に重りを付けるわけでFの場合ヘッドアップになりやすい その為泳ぎ出しには注意が必要で スローに曳かないと水面方に飛び出したりする シンキングの場合は泳ぎの安定以外のデメリットはあまりない。基本スローからスタートしたほうが良いだろう それも姿勢の初期段階の問題で ただラインを張るか送るかで具合は変わっていく。要は泳ぐ姿勢にしてからジャークや瞬間ストップを入れるなどの配慮が必要だ・
何れにしろ自分が使いたいスピードで破綻せず性能面で改造に耐えうるなら何の問題もない。また 加速により滑走させるタイプのルアーの場合フックは大きな抵抗になりやすい 3本フックと2本フックだと2本フックの方がターンしやすいのは3ボン針が付いていると2本よりより大きく抵抗が真っすぐにかかりやすいからで尚且つ針のサイズをあげると余計にそれが増長するので そういった場合はボディに慣性力を与えるために貼り鉛の方が効果的だ。またサーフェスプラグにおいてのフック選定は レスポンス良く細かく動かして釣るなら浮力を大きく (針ノーマルサイズ以下)状況的に言えばフラットウォーター時に高浮力を利用し 逆に波が高い場合に飛び出し防止のためにフックサイズをアップして(総重量を上げる)扱いやすくするという方向が基本だ 、それを踏まえて貼り鉛も調整するといいと思う。