夏のある日の事皆でジギング行こうかという話になった。何せ、他にいい話がない状態で何かつりたいということになっていたからである。
こんな感じで船をチャーターして。ジギングにいくのであるが。なんというかお金使えば一応魚には出会える感じである。
色々持っていった。使ったのはうちのタックル100%である。先ずはスローで色々釣ってみる。まず私はというと
新型サンプルでいきなりでっかいヒラマサをばらし、それ以降はぱっとしないジギングをしていた。
目無し小僧の尾崎君は見よう見真似のスロージギングで一匹根魚を釣った後、べた凪にもかかわらず船酔いで1時間の睡眠である。
と幾つかポイントを回るうちに小さいのはポツポツつれ始めた。
このサイズがメインであるが数はあんまりつれない。
と船内が騒がしくなって眠っていた男が更に根魚を釣り上げる。実のところ最終的にこの魚が最も数が多かった。
夏の青物より夏の根魚のほうが勿論食いではある。
底近くでボトムタッチ一発で釣れるので結構な数が居るみたいである。
中にはこんなのも居る。小型だがきっと美味いであろう。
今回使っているのが60lに4500番のリールPEは4号である。スピニングはこれぐらいで
ベイトは新型のベイトモデルにジギングマスターのPE3やPE4を使っている。
改良が施されて非常に強くなったが、巻きがやや遅い。そこでフックアップを
ロッドにさせられるように やや長いロッドを作っている。インチクやスローでの仕様で年内販売予定である。
で船酔いしつつもジギングを行い頑張って釣っている。4キロぐらいのヒラマサだが普段は
塗装ガンぐらいしか持たないので力がなく見ていて面白そうである。
今回は井手さんも同船であった。どちらかというと決め手にかけるジギングの状態
ハイでもスローでもある程度魚はつれてゆく。タイ、イサキの場合中層でのヒットが多く
どちらにしろ中層までシッカリジグを引いてこないといけない。というかタイやイサキが欲しければと言う話であるが
まあイサキは美味そうである。
最近気にいって使っているジギングマスターPE3来月うちでも数台売るので買いたい方はお待ちください。
竿はポセイドン77の改造。もう少し硬さが欲しい。小さい魚や浅い場所だといいがもう少し深いとひきにくくなる。
竿のコトを考えながら。ジグジグしているとイサキがヒット隣の末富君は真鯛である。俺ももう少し写真栄えのする魚が
釣りたい。
ジギングやその他の間接釣りでは一旦流れにはまると次々に魚を釣る人間が居るが。出鼻をくじかれた私とは対照的に
末富君はなかなかの引き運マックスな状態、彼の背中に釣りの神様が降りてきている状態である。
まあしかし全員何らかのあたりはあっている。私とコハグラ君はスタートは例のTWジグで釣れるまでジギングしてみる
というのが今日の縛りだったのでやや出遅れ気味であった。
とりあえず縛りを解いても更なる研究で真面目にジギングできないあたりが悲しい性である。
最近特に魚を持って帰らないときはこんな風に訳のわからない実験に時間を費やす場合が多い。
西川君はなんか知らんけどこいつばっかり何匹もつる。というかジグがロングでハイピッチもどきのひき方なのに
普通にこいつがヒットすること自体不思議であるが確かに今の時点でこいつが一番価値が高い。こいつをデカイクーラー一杯釣って帰れば
おそらく船賃は2回分ぐらいは取り返せるだろう。
そんな幸せな彼らを他所に船酔い男とおっさんは我慢の釣りが多い。そういえば石場船長の船の傾向的に
釣果がいいのは船の後ろより前側のほうがいい気がする。今更言ってもしょうがないが。基本的にプレジャーボートの場合。
先端側からポイントが切れる場合が多いのは間違いない。船の喫水が浅く後ろ側に風を受けやすいというのが特性だからである。
今更泣いてもそんなこと言っている場合ではない。昼の時点で傾向的には大き目のジグのほうが魚は持ってきているようである。
私の朝一番もロングのジグだったが。後半はSL−Zを主体にスローで釣りをしていた。基本スロー自体は我慢の釣りである。
ジギングは昔から色々な方法が行われてきた早まきからワンピッチ 3ピッチなど等色々あった。そういう中でテンポのない
スローはやはり我慢できない人には大変超えがたいものがあるのである。
私もその気持ちはわかる。基本、早巻きを入れた断続的なやり方のほうが良いと思う。その中でスローに動かすテンポを掴めばいい
ただ、アタリは多いがそれをハネきれない(フックしきれない)場合が多いのは仕方がないそのためにロングロッドを使うのであるが。
竿がやわいと結局は遅れ気味になる。
ただここで忘れてはいけない確かにボーズは辛いが人と比較される為に船に乗っているわけではない。
目的はあくまで自己完結した一日を過ごせるかというあたりである。魚釣りには波があるそれに乗り切れない。
のは勿論自分の問題であるが。人と必要以上に比較や競争をする必要はない。
そのあたりで新しい事に取り組もうとしても結局は途中で折れてしまい、魚は釣れて帳尻が合っても
スッキリしない時間を過ごす方々が多い。所詮、金で船遊びしにいくだけだろ?といわれても何故か
狭い世界に自分をおいてしまう部分がなかなか消せない。私もその修行の真っ最中である。
とはいっても気持ち的には他人はどうあれ魚は釣りたい。嫌でも人が釣れているシーンは見てしまうのである。
時計は3時を回りそろそろ終わりである。まあ、結構な数は釣れただろう。私的にはいいのは釣れなかったが。
まあ面白い一日であった。漁礁周りより瀬周りのほうが分がよかった。それにしても今年はネリが釣れない。
水温がやや低いのか遅れているようである。
それにしてもこの男何枚写真とっても目が無い写真ばかりである。ヒラマサ以外は
みんな小型のカサゴやタイなどであったがとりあえずいい感じの一日であっただろう。
道具やメソッド船長の知識など色々な事が新しくなり魚種や釣果がまとまって来ている。
船の上で釣り人が行うことは基本少ないが楽しめる一日のために色々なケースを想定した
道具やメソッドは常に用意しておきたいものである。
次は秋にでも行ってみたい。