実に3年のブランクの後再び此処に来れたことに感謝したい。閉じこもる事3年のブランクは50代後半の帳面消しに勤しむ年寄りにはかなり堪えたのは間違いない、今回は還暦を迎えて記念旅行の岡村さんと私の2人と現地で合流のオーストラリア人の友達2人の旅行だった。先ずは毎度のケアンズからのレンタカーによるドライブ620キロからスタート8時間程のドライブでやっといつものAAモーテルへ そこから30分後クリスさん一家が住む牧場へ 相変わらずお馬がおりました まあここへ来るのに実のところ一寸障害があって竿ケースのトラブルで福岡から関空に飛べず、急遽新幹線にて走ることになり前途に暗雲が、、、WW 大抵 取説やレギュレーションを無視する傲慢な年寄りが陥るミスにまんまと嵌ったが運転は何とか無事に現地まで辿り着いた感じだ、途中のタウンㇲビルの郊外で胃袋に久々のハングリージャックを補給し、クリス氏の奥さんが好きなケンタッキーを5000円分買っていったWW ここにもインフレの波は押し寄せており3年前からすればハンバーガーセットで3ドル4ドル値上がり ガソリンはレギュラーで180円前後の表示 (消費税不明)


とりあえず貢物と久しぶりの訪問ということでわりに歓迎ムード ダンカン氏ともクリスマス島以来の顔合わせだ「何釣りたい?」。と言われたので とりあえず岡村さんが好きなボートキャスティングと答えた そのおかげで次の日5時に一路南へ30分ほど走ったボートランプから パワーボートを降ろして インショアーに点在する 小島周りで魚を釣ってゆく、いきなりダンカン氏が1+??キロ程のGTを釣り上げた、今年の潮は難しい潮だと私自身感じていたが幸先の良いスタートだった、私はといえば先月からねらっている小さいカツオに翻弄されてマッカレルがルアーを齧りに来るぐらいだった、岡村さんに何んとかGT釣らそうと3人で頑張ったがラインブレイク?というかタカ切れっぽい切れ方でルアーと共に魚が消えていった。都合カツオ系が数匹で終わった、次の日早朝スタートとのことで買い出しの必要があったからだ、翌朝4時?「なんですとーっ」という時間いつも日本で2時に寝るのに4時とは、、、、。まあ仕方がないサラトガの為だ、毎度のことながら道知ってるけど途中しゃべる事と言ったら ミートパイ食べた事ぐらいだろうか? 道はまるで北海道凄まじい一直線の道を110キロでぶっ飛ばすこと2時間やっと車がスローダウンして横道にそれた。



グーグルさんで衛星写真から道を探してラグーンへと歩くことに、これが案外遠いのだ、乾燥した埃っぽい林をゲーター装着した状態で片手にGPS持ちつつも歩いてゆくことになる。最初のラグーンは谷が深くて幅が広く向こう岸までルアーが届きにくいベストサイズの7センチ8センチのプラグだと半分に届かない、仕方なく少し太めのZC8センチを投げてるとスーティーグランタ~入れ食いだ、サラトガは岡村さんが開始直後に小さいのを釣っただけで他は釣れない、4人で川に入って釣り登っている関係上 かなりペースは速い 追い越して入り直しを10回も繰り返すとかなりの距離を歩いている、結局このスポットではサラトガを数匹しか見つけられず。



もう一つ上のラグーンへと移動 そこで開始直後に私に釣れた。ダンカン氏が譲ってくれたお情けサラトガだまあいいサイズ。そこから2匹釣れた。魚は対岸にも居るが大抵大木の被っている落葉エリアのエッジをのらりくらりと歩いていることが多い、大抵2-3m外したところにルアーを通せば「何!!」といった感じでリアクションがあってすーーっと近づいてガップリ食いつく感じだ、彼らは口の周りの肉が少なく 針が刺さらない事が多くミスが多いが口の中はそうでもない 一呼吸おいて合わせる人も多いが私は即合わせで釣っている、魚は結構いたがほぼ崖でランディングが難しく次のスポットに移動と思ったが 

今晩のテントを先に張るらしい というか自分的には車2台で来て車に泊まったほうが簡単な気がするのだがオージ―スタイルは違うらしい まあ郷に入ればなんとか的なので トラディショナルなオージ―キャンプスタイルを見せていただく感じだ。なんというかアリだらけの地面でテント生活って正直どうかな?という状況だ。日本なら無いパターンだ。軽く昼めし食べて
 野生のコアラにちょっかい出してみたりと暇つぶして午後。

更に昨年行かなかった本流からの別れ枝適支流にあるラグーンへ水の色がやや悪くサラトガは見ただけでまんまと逃げていった。車に戻り昨年調子のよかったラグーンへ車から藪を抜けて300m程藪を越えた中に有るラグーンへ着いてすぐサラトガは猛烈に釣れた、魚体のクウォリティは悪かったが 活性が高くカエルだろうが何だろうが普通にヒットした。



岡村さんも2本いいサイズを釣り上げご満悦だった、このラグーンは若干長く6時に予定地点に行くには少々急ぐ必要があったのだが魚が釣れるため ゆっくり目だ釣れやすさ的に行けばゆっくり行くより早く行くほうが釣れるため岡村さんを急がせながらピックアップ地点に急いだがいつの間にやら逸れた!!!!いやこの一帯は鉄条網に囲まれているので基本的に迷いようがないのだが、、、、居なくなった!!!しばらく呼んだが返事もなく 鳥が「アー アー 」。頻りに泣き叫んでいる、そこで一旦川の上に上がってみようと思うのだが思いのほか藪は深く 人影なし そのうちガサガサ音が聞こえて声かけたらイノシシの群れだった5-6頭すぐ目の前を駆け抜けていった、時期的に攻撃的になりやすい時期であるので若干下がって避けた、しかし当人は相変わらずいない。恐らく後続のオージー2人は川沿いを来るので 常識的に考えて元に戻れば合流している可能性が有るので一旦私は車で待つことにした。予定より30分以上早く車に戻ったが人探しするのにどうこう言ってられない。鍵のかかった車の前で待つこと35分輪達道の直線の遥か奥に人影らしきものが見えてきた、まだ遠く乱視の私には人数がはっきりわからないので人影に近づいたが2人だけで岡村さんが居ない???2人だけか」。と確認したところ彼らは川を通って上がってきたらしい。という事は川までの藪の中をうろうろしている可能性が有るという事か?手分けの手順を説明しているとき クリス氏がクラクションを鳴らした 3回目に鳴らしたとき応答があり疲弊した半泣の岡村さんが轍道を歩いてきた。川沿いを行かずに途中から獣道を上がって歩いて結果迷ってしまったらしいパニックで川に戻れば人間が居ることも忘れて彷徨ったらしい。まさに老人の徘徊状態だいつかは自分もそうなるかも知れないので笑えないが正直かなり心配はした。夜になればヘビやその他動物の活性も高いのでかなり危険だ、今回はどういうわけかヘビは全く見なかったがいつもなら数十匹は見る工程だからだ。まあオーストラリアの原野に一人ぽつんと居ることを思えばまあパニックになるだろうとは思う。携帯のGPSは電波の届かない地域では使えない場合もあるのでまあモードによる 操作をちゃんと理解していないといざ車の場所を知ろうにも知りようがないケースもあり得るといい事だ。ただ川まで直線で150m 川沿いの藪は50m-100mで見通しはそこまで悪くない場所ではぐれるという事実に背筋が寒くなった。私はガーミン社製のGPSを使っているので車の位置ははっきりとわかるのだが カメラや携帯についているものは安心できない。


何はともあれその夜は再会を祝して乾杯した。WW 次の日5時薄明かりで目を覚ます。というか煩すぎて寝れない状況だった。テント張るときクリス氏やダンカン氏は私が夜間「豚に代わる魔法」にかかっていることで私から離れて寝るようにテントを離していたが「それどころじゃねー」。状況だ オオコウモリは一晩中ギャーギャーなくし 夜中はゴミを漁りにイノシシがテントのすぐ横でブーブー鳴くし テントの内外とはいえ頭の直ぐ横で泣かれると生きた心地がしない。W テントの中で砂糖菓子なんか食おうものなら翌朝アリに襲われている。こんなテントのどこがロマンチックなのか?意味が不明だ。大抵のオージーはリタイア後 そんな夫婦旅をすることが多いとか?いや年取っていまさら修行みたいな旅ってどうなんだろう?

まあそれは置いておいて朝一発のラグーンは外した パーチーしかおらんかった 変わったことといえば岡村さんがシッカリ付いて来るようになったぐらいだろうかWW。





でも悪運は相変わらずで車に戻るときに農場突っ切ったら ヘリコプターにつかまったWW いやマジへこみます。ヘリコプターが真っすぐ車の横に降りて そこから飛んで俺らの横に来た時 映画のセリフで皆伏せろト言ったのだがうけてもらえず。苦い顔した警備員風のラフなカッコシタ渋いおじさんが面倒そうな顔で俺らに分かりやすく「ここから出て行け」。と言って再び空へWW それから車にバギーが来て更に犬2匹釣れたテンガロンハットかぶったお兄さんからも怒られた、クリス氏が調整してその場は収まったが基本怒られて当然のおっさん4人だった。ハンティングで害獣駆除中の為エリアに人が居ると死亡事故になる可能性もあったので注意されたらしい。そこからもう一か所釣り上がってみたが魚は何故か拾えず。帰路に就く。しかしいろいろあってチョー面白かった。明日は最終日





ダムバラなのだがエンジンが不調であり 預けていたインフレーターボートもとっくに耐用年数を超えているので基本不安だ。モーターを取りに行く前にクリークでターポン釣した相変わらずターポンは沢山いたが 今朝のヘリコプターで懲りたので農場側には入らなかったWWW。翌朝4時半まあ気合は十分ボートを膨らまして湖に出てみる、Chris氏が燃料漏れてるぜと言って調整はしてくれたが依然漏れている。始動は一発なのだがやや不安だ、30分後船から3mの藻の上を歩いてるバラと目が合ってまんまと逃げられた直後岡村さんのルアーが炸裂 ミスだったが活性がよさそうだった、更に20分後沖よりの3-4mラインで岡村さんのトゥルーラウンドにヒット95センチ有るなしのバラだった、カヌー初トライ経過2時間もしないうちに釣れるとはなんと羨ましいおっさんである。

その後ポイント的に落ち着いたので ロケ的に立ち木エリアに行ってみる 昼の日陰が出やすい時間はこういった場所で釣れることが多いので侮れない。だが水位が下がりすぎており今一つだった。水の色もグリーンが強く今一つ あと50センチも上がればいい感じではあるが。風も変わりつつあるのでボートランプ側に取って返し ギリギリまで粘ったが後ろからチェイスしてるのが解っていながらルアーが藻に突っ込んでUターンという不運が重なり大しけの中撤収 しかも釣りしている途中から橋本君の ブラックフットのシームが剥がれてエアーが漏れて来ていた。PVのボートはシ~ムが経年劣化するので気にはなっていたが ここでの釣りを考えるならもう新しいのをもっていかないと危なくて使えない状況だ。





色々あったがダムバラマンディ難しいといえば難しい魚だった。ケアンズ空港で竿ケースが目立ったらしく現地のJIM大好きツアーコンダクターのお兄さんが「自分がクリークでバラやっててダムより難しい」・と賜っていたが 私的にはダムはある意味かなり難しかったように感じた、ブッシュキャストは基本キャスティングがちゃんとできていれば簡単だ、キャスティングテクニック=釣果だ ただ河川で大きいバラをネイティブで釣ろうとするならある意味難しい点も有るだろう。おまけにワニもいるのでまず おかっぱりにはリスクを伴うただワニが居ないことを差しい引いてもダムバラはカヌーで釣る限り難しいといえると思う。思えばダムバラ8年程の釣りだったが私が見たのはただの1面でありこの限りではないかもしれないただ自分なりに言えばかなり面白い釣りだったと私は思う。いつか忘れたころにやってみようと思う。



次の日ケアンズに向けて車を戻す。前日岡村さんのカヌーが壊れていたので午前中の釣りは諦めて一路ケアンズへ 珍しく途中何回か土砂降りに そういえば東海岸全体に警報出てたように思う。マレー川水系の沢山の個所が溢れて大変なことになっているらしい。やっぱりここでもラニーニャ現象の影響は波及しているらしい、どうせなら内陸の砂漠化してる地域に降ればいいのにと思うがそうもいかないみたいだ。620キロ岡村さんのドライブで日があるうちにホテルに到着 一晩寝て次の日朝いよいよ帰ることになる、魚はたいして釣れなかったがスパイスの効いた面白い旅だった、、、、、もう終わりと思った矢先、、、、、www

だがまたここで問題がWW LCCのジェットスターの受付で日本側の受け入れでコロナの検査証か記録が必要だったのだ 私は念のため写真を撮っておいた。それで辛くもクリアで飛行機に乗れたが岡村さんは残念ながら飛行機に乗れず。別れることになったWW ここにきて再び岡村さんと別れることになってつくづく大変な記念旅行になったんだなと思った。日本側入国規則を見落としていたのが原因だった。まあ仕方がない人の言う事聞かないオッサンたち2人の旅は面白いことだらけだったWW