ジギングブームもある程度落ち着いてまあ均等になったともいえる今日この頃である。基本ルアーは投げるから面白いという部分もありポイント選択が釣果の7割の魚釣りで 船長に丸投げで只落とすだけだと後たったの1ー2割程度が自分のやる事であり 大抵そういう中にはくだらない宗教観が幅を利かせて 何々で釣りましたなんて真っ黒なジギングシーンに嫌気がさしている人もいるだろう。まあ当らずしも遠からずだWW。趣味は自分で色々やるから面白いわけで その点キャストによる釣りはとりあえずながらも自分がやるべきところはジギングより多い。そのキャスティングだが本人のイメージ通りになるかは如何にマッチした道具を使うかにかかっている。先ずGTタックルやヒラマサだマグロだが、ナブラに船が突っ込んで そこから投げるならジギングと一緒でキャスト性能は要らない たぶん竿はファイトしやすい曲がることで手前にコントロールポイントが出来る竿がいいと思うのだが、 一方風上や潮上からどてらでポイントに流す船でストライクのラインに向けて4人ぐらいで投げ合うなら当然 先にポイントに入ったほうが釣れるわけだが そうなるとある程度の駆け引きは必要になってくるしタックルのキャスト性能が風向きによっては大きく影響してくる。つまり飛ばなければ効率的な釣りが出来ないという事なのだ。

基本 船の圧力や 魚探 船から聞こえる音など魚が感じていないことは無い 相当なプレッシャーがあるからこそ エンジン切ったり魚探切ったりするわけだが キャストにも船の存在感の影響がある 気のいい割り勘オジサンで居たくなければそこはきっちり抑えて釣る必要があるわけだが いかんせん飛距離が伸びなければアタックが遠のくのは必然だ。船によって魚が寄る距離(ストライクゾーン)はまちまちな部分もあるし 魚の大きさにも影響は有るが ナーバスな魚で25m程度 いい魚で10m程度がノーストライクエリアとなる。つまり50mしか投げられないアングラーの場合い着水後ハンドル40回も回せば投げ直しなのだ。いい状況でない場合ハンドル25回も回せば釣れないエリアに到達する。

先ずキャスティングするならキャスティングで魚釣りたいなら キャストの練習は必須だしどの重さが今の自分なら効率よく投げられるか?位は知っておく必要がある。

まあある程度キャスト経験者にむけて話をしたとする。先ずは自分が最適に振りこめる重さを探すことだ。例えばTBO240を投げているとしよう。こいつは自分的に言ってもいい重さのルアーだ。だが投げ合いの状態で魚を一発で出すなら有効なルアーだからリスク承知で無理して使うことが多い。たぶん普通の経験者なら初日 50回ぐらいは平均60m程度は投げれたとする。だが 2日目になると45mぐらいしか飛ばなくなる 肩が出来ていない状況での重いルアーのスイングは時間を追うごとに破綻する方向にある。自分が投げ込んでいるルアーがやや重いなと感じたら 基本ルアーは思い切り軽くしてみる。思い切って2サイズ落とすと例えば220mスリムとか190mm辺りに落とせば振り切れるので飛距離はまた60m近くは飛ぶようになる。昔のGTツアーは4日連続とか普通だったので基本投げられない=魚釣れないという方向にゲームが傾く状態だった。なので何時もベストの距離が出せる状況をキープするのはある意味必然だったのだ。

キャストの駆け引きも当然必要になる。皆が一斉に投げたとする。お利口さんに一斉に投げて自分の運を試すのは悪くは無いが。ここは少し考える必要がある。全員がドングリの背比べ的飛距離だった場合 隣りの人間が着水からピックアップラインの半分ちょい手前ぐらいまで引いた時点で投げれば 自分のルアーは新鮮なスポットを通過することが出来る。ジギングでも我さきドロップや キャスティングでも我先キャストがあると思うが 我先が不可能である場合 被せて後から投げ込んだ方が釣れることが多い。ジギングもそうだが なるだけジグやルアーは単体で泳がすほうが魚は当るだろう。一斉に降ろして興奮する場合も有るかもしれないが大抵は 運試しみたいになってしまい当れば良いが当らなかったらつまらない結果となるのは見えている。

だがこの方法は皆同じ飛距離の場合に通用するわけだが60m平均の中で80m投げる人間がいる場合。どっちが先に釣れるかは分るだろう?まあ船のドリフトが早ければ行けるとは思うが ゆっくり流れてしまうと最悪の事態を招くWWw玄界灘のフラットのヒラマサ釣りの様な何処で釣れるか分からない状況なら適当でいいが ポイントがはっきりしている場合は飛距離有利の法則はばっちりとはまってしまう。まあ趣味であってプロではないわけだが自分の技術向上が趣味の到達点であればキャスト練習は必然だ。へにゃへにゃしか投げれないキャストで偶然釣った魚で自慢して昇るのは良いが 注目集めて結局は幻滅されるのは避けたいものだ。

 キャストゆえに竿も重要な要因となる、スイングが早いなら、力にある程度自信があるなら、迷わずティップまで硬いロッドのほうが良い 慣れに時間がかかるがずっと使っててたぶん1-2か月もすれば扱いづらさにも慣れてしまい逆に元に戻るほうが難しくなる。だが問題は修練を否定していきなりキャスティングで結果さえ出せばいい人の場合はまあ柔らかい竿でいいと思うが 重いルアーは当然NGとなる。後から慣れてきてトップが曲がりこむことで飛距離不足感を感じる事がおおくなるがどうしようもない。曲がるという事はクッションするという事であり 自分の力もクッションしてしまう関係上 スイングのスピードを早くしてもそこまで飛距離はでなくなる。曲がることで竿自体も短くもなる 勿論魚の制御もクッションするので首振りなどできつい思いをすることは無いが魚も自由であることを忘れてはいけない。まあ釣の何を求めるのか?の違いだけなので 自分の手首を使うか竿立みたいに自分の制御は無視してタックルに依存するかは個人の問題だろう。