トップペンシルのつかい方



トップペンシルもいろいろありますが、このたび2種販売されたので基本的使い方
を説明させていただきたいと思います。

この手のルアーはアングラー側でルアーの向きを変えることができる数少ないルアー
です。慣性力 滑走力 バランスなどがそろって上手に動かすことができます。

操作でいえばジャークのあとにどれぐらいの時間分のスラックを与えるか?
初動のツンというロッドの弾きの強弱を与えるのか?
その強弱やタイミングで自分で動きをつけるというのがこのペンシルベイトでのつりだと思います。
ロッド操作的にいえば伸びのない糸で硬いトップの竿がやり易いのは間違いありません。


新製品のTS-P3というモデルが出来上がりましたのでそのモデルにて説明をさせて
いただきます。

基本的にはロッドで強めに瞬間的にツンとあおってルアーを加速させます。
ルアーそのものは棒状なので列車のように真っ直ぐ進もうとしますが、頭の部分が水の抵抗
を受けるのでどちらかに曲がります。強めの加速とすばやいラインの弛緩が長いカーブを
発生させます。2回等間隔で行えば大きくSの字を描く様にです。

もうひとつは浮力と復元を使ったチョッピングです。ペンシルベイトは通常斜めに浮いています。
もしくはフロントが軽く作られてふわふわし易いわけです。
小さく鋭く引くとお辞儀をするように水に頭が漬かりまた浮力で元の位置に戻ります。
これを行うのはNASUPなどのペンシルポッパー系のプラグです。
前側の倒れによる水音が大きいし、なおかつ前向きのベクトルを失わないように操作する
必要があるので、その動作にはペンシルポッパーは便利です。もちろんドッグウォークを
交えたチョっピングも出来ます、しかし滑走向けではないので大きな滑走は得られにくいです。

もちろん、これらのものは滑走できる環境も大事です。小波が出ているときや横風が強い時
は波にヘッドが押されやすくスケーティングが小さくなります。そうした場合Sのワイドではなく
Vの字程度の開きでチョっピングするほうがよりよいと思います。また。ターゲットの当日の嗜好は
変わりやすい感じがします。SではなくてV字の場合またはその逆もあります。

どちらかというと深い場合は大きなSで、浅い場合はやや狭いV字の誘いがよい気がします。
ベイトでいえばコノシロの場合はS字、イワシのトップの場合V字がベースの動きという感じです。