クワマングループが帰国した日居残りの新名 高辻氏との釣りが始まる。
既に私個人は今回船に乗りまくりな感じなのでどうでもよい感じの日となった。
デイブは休みで先日エンジントラブルでえらい目にあった船長にである。
彼もケアンズから来たらしい。バリーを知っているとの事であった。
高辻、新名ペア どっちもクセがある。が今後期待が持てる釣り人である。
お疲れな感じの新名君心身共にお疲れモードである、彼にとっては他人がどうということより
自分がどうだということを知るよい機会であったと思う。
船はハイリバーへと進んでいく以前来た場所である。潮が若干違うのでどうなるかはわからないが
ひいたときに見た地形を元にキャスティングをしてゆく、潮がスローな日なのであまりいい日ではないが
それでもキャスティングで魚を狙うことは出来る。ブッシュに潮が長らく入ったままなので多くは
つれないがいろいろな場所にトライして魚を釣ってゆく。キャプテンが違えばポイントに対する
組み立ても当然違ってくる。まあこの船長夕飯釣りか?アルバイトに精を出すタイプで
何さまそんなのがつれそうな場所になるとワームを打ち込んで意中の魚をゲットする
フィンガーマークやサーモン マングローブクラブ等がそうであるがまあ
そんなもんだろう。レベル的には悪くも無いが良くも無いというかんじである。
そんな彼のポイント選択で私も今回3匹目のカニをゲットした。
因みにここクイーンズランド州では規定サイズでもメスのカニはリリースの義務がある。
こいつは運よくか悪くか?オスであった。
マッドフラットのチャンネルを狙っている最中ちょうどチンパンが付いていたので
見つけたカニを引っ掛けて取ったのである。もう一匹居たのだが釣りをする前に
キャプテンが網を突っ込んで逃がしてしまった。
まあたいしたことも無くただただ日は傾いてゆき一日が終わった。カニがうまいのは
まあわかるがこのフィンガーマークはどこが良いのか?いまだにわからない。
あまり血の味がしないのがすきなのかも知れない。
カニを持って厨房に頼んでスチームしてもらう。超濃厚なカニまあガザミ系はどれもそんな
味ではあると思うが。ここらではまあおいしい食材ではあると思う。ただケアンズの町のように
160ドルも払う価値はこの食材には無い。
次の日ボートも中休みである。日本から送った自転車で釣りして回ることになる。
まったく金がかかった25000で送った19000円の自転車である
レンタカーより勿論ましではあるがそれに何より
尻が痛くなるのが問題である。折りたたみを送ったのが間違いだったか?
タイヤが小さいのが結構つらい。
ただ歩きの5倍は早くポイントに行くことが出来る・。
先ずはポイント的に有望なのがミッションの鉄橋下へそれからハイリバーのポート側に行く
そこで今回おかっぱり初のワニを発見する。4mはありそうなのがこれから降りようとしていた
海岸から泳いでいくのが見えた。さすがにワニを見れば少しは緊張するわけで
自分が釣っていたポイントがいかに危険か?ぐらいはわかるわけである。
おりしもクラブ捕りの爺さんがどこかの川で食われた話をニュースで聞いた直後なので
相乗効果で岸からの立ち位置はやや遠くなった。
ここでお互い分かれて釣りを展開大抵ロクな写真を撮れはしないのは周知のことである。
おまけに油断すると食われる可能性すらある。写真を撮るという行為は一人で釣り糸を
垂れて魚との純然たる駆け引きを楽しむことからは大きく離れる。
つまり後で自分でニヤニヤして楽しむ以外必ず他者に見せることになる筈である。
それであるなら、最初からお互いが撮れるほうが自然というものである。
何より仕事も含めた釣りというカテゴリーでシャメレベルの写真はちとまずいということで
お互いやっぱり一緒に釣ろうよということになる。
ブッシュから数本釣り上げて
更に浜側へと移動する。
そこで良い感じのバラがつれた。こういった場所でのシンキングペンシルは
非常に有効なルアーである。動きが余程良い感じで見えるのであろう。
「オーストラリアにはチンパンを忘れずに」。である。