日常的にラインを巻いている道具 3Mのバフサンダーの側面に寸切ボルトとロングナットにてテンションを調節している基本5キロ以上をかけて巻くのであれば有効なグッズだがまあデカいバイスと作業台が
必要となる。
テーブルその他に固定していろいろテンションかけるものも市販されているのだが 基本自分は使わない。↓
あと釣具屋にも巻き取りき巻き上げ機がある スプールを外して巻くので平衡にラインが入るのでマアきれい、スピニングに勘しては自分でまくと最初の巻取りにヨレが出るが別に気にはならない程度。
久保氏が教えてくれたトローリングリールに一旦巻いてドラグかけるやり方もかなり現実的だ。一つの太い丸棒に
向かい合わせでリールシートをつけて巻けばかなりがっちり巻くことは可能である。
何故にテンションをかけて巻く必要があるのかは周知のことかと思うが
ローテンションで巻いてスプールが根元から回転してしまったり ドラグの強さで食い込んでライン同士の摩擦が原因や食い込みによるラインリリースがうまくいかずに切れたりする。知っての通り PEラインは熱や摩擦に非常に弱い。そのためにスプール面をきっちりと硬めに仕上げていくことが必要になるのだが
唯々硬くまけばそれでいいという人も多い。基本的にライン同士の摩擦や熱を起こりにくくするにはある程度にとどめておくべきだ。昔アブのリールがナイロンでしっかり巻きすぎて軸から真っ二つなんてことが頻発した。
硬く巻くということはラインの収縮範囲内にとどめる必要がある。理由として例えばゴム状のものを何百回もスプールに巻くわけで根元の残留圧力は相当なものとなる、それらは当然気圧や気温で大きく収縮するわけでそれによってスプール側面にも大きな圧力がかかる。リールメーカーは基本ドラグ設定値に合わせたスプールの強度設計をするだろう。しかし小さなリールに連続加重でたとえラインが細くても何重にも巻けばどうなるかは想像に明るい。まあ壊れはしないとは思うが。例えば10号12号を20キロのテンションでスプールに巻き込むことに あまり意味があるとは思えない。普段高ドラッグテンションで魚を泳がせない泳がせ釣り_Wしているがデュアルドラグのベイトリールでやっているが食い込みは無い マグロ釣りも140-150kg辺りのサイズでも食い込みは発生しない。70キロぐらいなら20分ぐらいで上がるファイトをやっても食い込みは無い。(スピニング)
理由として。
PEの収縮平均は約3.5% 3%-5%のブレはあるがゴムではないが収縮はするのだ。それを巻く側のリールを完全固定して一定のテンションで巻くと当然だが テンション次第では収縮範囲外でパツパツに巻くことになりファイト中の高テンション時のクッションが一切ない状態のドラグリリースになる。そのためやり取りに注意が必要になる。個人的に考えているのは 一定のテンションで圧力をかけ いざというとき食い込まないようにすることだ。まあ他と変わらなそうだが PE8で 最大負荷7キロ程度でゆっくり300m巻いたとする そうすると天面まで巻いたら先端80mは投げるので残り220mは上に乗っていた80mの圧力おかげで220mが縮れていようがいまいが固まっているわけで食い込む可能性はほぼない。
つまりPEの収縮範囲内のテンションでゆっくり巻けば普通5キロ程度でもしっかりと硬く巻くことができる。更に硬くしたいなら一旦途中まで解いて後 もう一回上にテンションかけて巻き戻せば普通のファイトで食い込む事はほぼない。
市販のバージンのスプールの巻きは昔に比べると結構堅めに巻いてある。(昔はフワフワが多かった。)そのためスプールそのものにテンションをかけて巻くことが可能になった。ただ、テンションの大きさやラインメーカーによって若干食い込みはある程度発生するのでラインそのものに潤滑剤(缶入りシリコーン)に2日前に漬けて液ダレを無くしてのち高テンションで巻いている 要はラインの質を悪くすることなく巻くことが重要だ。いずれにしろライン同士がこすれて切れるわけで耐摩耗性能は添加剤で底上げするほうが大事だと思う。根本PEで編んだ紐である訳で紐に潤滑剤が入るほうがただ硬く巻くよりメリットは大きい。ただ以前にPEラインの各溶剤に対する適合表から行くと石油ガソリン溶剤系があまりよろしくないので自分はシリコンンの缶入りで刷毛塗やディッピングを行っている。いいか悪いかは判らないがこれであまり困ることはないのでこれを続けている。
まとめるとラインを硬く巻きたかったら 手巻きの時のテンションは一定に保つ 尚且つユックリ巻きいれる。竿を固定したほうが基本テンションが一定になるのでお勧めである。ライン巻きは苦しいので早く巻こうとする傾向にあるが基本早く巻けばテンション効果が薄れてしまうということを忘れてはいけない。
いずれにしろ固く巻くことによる効果は高テンション時の食い込みは防止できるのだが スピニングの特性上オシュレーションの位置によってラインが斜めに転がるように他のラインをスプール上で擦る仕組みから逃れられない。
テンションかけて巻くとラインキャパは増えるが それにおいて根本的なところを述べさせてもらうとすれば メーカーの巻き取りライン表示は基本あてにならない。何故なら日本製のPEと海外製のPEの規格が海外のほうが1割から1.5割程細いのであるWW 日本のPEは太い 酷いところで2割位太いWW そんな中に表示よりたくさん巻けるか否かは左程重要ではない。もし沢山巻きたければ海外のPEの有名所を探して買えばいい例えばニュージーランドのタズラインなどはオーストラリアのGTフリークにはかなりもてはやされている。日本のPEで280しか巻けなくても海外のは350mまけたりもするのでWwしかもかなり強い。まあラインキャパぎりぎりの攻防を想定するなら そういったものを探す必要があると思う。
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