我々の旅はシンガポールから始まった。夜間のフードコートは
沢山のローカルでごった返し熱気を帯びていた。東南アジアの
人間エネルギーを感じるのは久しぶりであった。彼らは
日本人が遠い昔にどこかにおいてきた何かを持っている気がする。
そう感じるのである。
熱気を感じるという意味では食事からも多分な熱気を感じる。
とりあえず辛い料理の洗礼から我々はスタートした。
シンガポールから一歩出ると更に胡散臭いマレーシア国へ入ってゆく
かなり治安が悪いらしく車泥棒が頻繁らしい。ロンピン辺りは
そこまでないらしいが都市部は気をつけたほうがいいらしい。
すっかりその辺り忘れていたがしっかりと再確認させられる。
因みにシンガポールからロンピンは国を超えての釣りとなるので
パスポート持参で入出国カードは予め書いておいたほうが楽である。
で平均時速120キロぐらいの比較的安全なスピードで
現地に到着
でこの辺りで一番上手な船長ということで紹介された。
日本のメーカなのか?ぜんぜん判らない日本語のウェアー
を着ている。(と、いうか自分が知らないだけかと思うが)
一見してボートランプ付きのホテルというか船宿という感じシーフードの
レストランらしい。そこから日本の釣りメーカーのステッカーがべたべた
貼られている。ルーフつきの高速型漁船で出発。港から適当に北西向きに走って
しばらく行くとなーんにもない海の真ん中に到着してしまう。
で怪しい動きをしている鳥を見ていると。下に鰭が見えた。セイルフィッシュである
まあ、キャスティングで狙うには面白いだろうと思う。ただ話しによれば
偏食が激しく、30gのジグや小型のプラグのみとか餌しか食わない
状況が多々あるらしく。前日もルアーでは1ッぴきも上がっていないらしい。
まあ、自分もただ人に会いに来ただけなので魚はどうでもいいという感じで
来ている。菅原さんから散々シングルフックのセットフックにおける優位性
を教えてもらったが毎度のごとく適当なタックルを小さなボックスに持ってきただけである。
勉強させていただくという方向で乗ってみる。
魚はそこかしこにいるが同船者にはアタリガない。
私は何やっているかというとシンキングのプラグやその他もろもろの
小型のプラグを投げつけてみていた。というか釣りがわからないので
様子を見ていただけである。
リーダーは60ポンドもあれば十分PEは4−5号が安全圏というところだと思う。
ひとしきりシンキングを試した後CSP150の1キャスト目にヒットした。
というか何の気なしに上がってきたのでふツーに釣れるじゃんと思ったのである。
大久保幸ちゃんが70バラシして泣いたとか?色々散々脅された割には
なんとも間単に上がってきた。というのも体に一周していたのが原因と思うが。
しっかりアシストしていたのが釣れた要因だと思う。だが過去カジキのルアーでの
ランディング成功は半分以上何らかのべつの引っ掛かりがあったおかげのような気がする。
これがはたしてアングラー側のテクニックに比例するかは疑問である。
とりあえず2回目は5分もしないうちにやってくる。が、やっぱり外れたかなり良い感じに
あわせてはいるがふと気がつくとばれている。(これか?)という感じである。
3分後もまたもやバレタ。ここでばれたというのは思いっきりジャンプして15m程度走って
という程度のものであるがまあ刺さっていないのか?ヘッドシェイクに肉が耐えられないのか?
いまひとつ判らない。まあいいけど。既に結構熱くなって来ている。面白いか否かで言えば
(面白いじゃないの)。である。
カジキの頬にフッキングできる圧は4キロ有れば十分なのだが
プラグフィッシングの場合かなり他の箇所に引っかかっている可能性が高い。
尚且ついくつかの問題点があるがそれは次回述べよう。
この日のつり方は鳥を見ながら船を移動。セイルの体の一部を見つけたら船を突っ込んで
キャスティングさせるというもの。私はこの辺りのセイルは知らないがもう少し
気をつけて船を近づければつれ易くなると思う。太陽が高くなると水温が上がりすぎるのか?
魚がヒットしなくなる。昼までに6回ほどストライクをとったが1回しか成功していない。
船長と共にジギングをおこないイトヨリダイのような魚を大量に釣り上げる
小さいものはセイルの餌に大きなものはディナー用に釣ってゆく。
日が傾き始めると再びセイルが動き出した。
結局夕方までがっつり投げまくって15ストライクはとったが
上がったのはファーストキャストの1ッポンだけだった。
船長いわくセイルフィッシュのシーズンはもう終わりとの事いるときは
永遠にヒットするといっていた。でも個人的には面白かった。
このぐらいのペースなら行くべきかなとも思った。
新留君ルアーでつれないので餌で5分でヒット。
この日の晩飯である。まあ美味しいかも。
今日釣った魚のフライ尽くし揚げ物が多いが味はまあうまい。
特にサワラがうまかった。
この兜はモーレンカンプ?足に飛んできた。生で採集してみたい感じがしたが
やめておこう。マラリア蚊がいそうだから。
初日終了。
タックルUC72bソルティガ4500 PE8HG4号 FC100−60lb
CSP150mm