津留崎理論に戻る
今年は最悪の年だラニーニャが継続的に影響している がいつかは元に戻るはずだ根本的に水温が上がっているか?で言えば???な状況だ気温はここからも高温が続くと思うのだが それに応じて水温は上昇するのか?2−4月は例年より低かったと思う寒ブリが4月に釣れたり??やや不思議な天候だったと思う。吐?喇も開けたが 何というか活性が高いかといわれるとそうではなかった、まあ嘆いていても何も始まらない。
秋になるとベイトはショアラインに大挙して押し寄せるのだが今年はどうかな?というところだ。基本暑いと魚もだれるし見切りが酷くなる。これはバス釣りと同じだ 高水温で頭が回る様になっている魚を冬と同じように釣っていては取りこぼしが多くなる。私は九州北部に住んでいるのだが 南九州も結構好きで訪れることが多い。何故行くかといえばズバリ研究のためだ。私の予想だがヒラスズキに関して緯度的にどっちが彼らに適しているか?_といえば北部というだろう。一日に何十匹とか釣れたことが無いことと平均サイズの問題からの意見だ。つまり居るけど希薄とまではいかないが薄いイメージなのだ。勿論条件が良ければ90センチクラスも上がることから私の知っているパターンではという条件付きかもしれない・南九州で釣れるパターンは割とシビアともいえる。プラグのサイズもよく見ているし流し方に対する反応もかなり見ている感じだ。北九州の夏秋のパターンも実のところ同じ魚である関係上それで反応することも多い。そのための引き出しづくりが南の釣りなのだ。ただ勿論 天候的要素を考慮しないといけない。つまり冬の北西風ばかりの時化が続く北西側磯回りは魚が抜かれてたいして釣れない事も多いが それに照らせば 南向きの時化が続くような時も行けば釣れるわけでは無いという意味だ。特に南はうねりの影響を受けるので見た目よさげでもベイトは接岸されていないことが多くなる。表層流その他の潮流の影響で沖寄りのベイトが一時的にサラシ近くに入っているわけで 視覚的にサラシに小魚が集まってきているという考え方だと今一合わない。ここから先プラグや釣り方を述べるのだが。それ以前に 魚を探す分析力はあらかじめ必要になるのは間違いない。魚を探せて初めてそれらは役に立つわけだからだ。
小さく釣る
基本ヒラスズキは小さく釣るのが事態を好転させやすい。勿論それが全てではない 例えばあるサラシ付近に5匹いるのと1っ匹いるのでは圧倒的に釣れ方は前者の方が簡単だ。つまり餌が少々怪しかろうが 他のやつに食われるより先に食うという頭があった場合 ルアーは届きさえすればなんでもいいと思う。余程変なルアー投げない限り簡単に釣れるだろう。いわゆる初見殺し的事例だ 問題は1−2匹抜いた後で「あれっ これオカシイナ」。と思われたあたりから残り3匹をどうするか?というあたりからもしくは1っ匹をしっかり釣るために如何するかということなのだ。そういう意味合いでは小さく釣るというのは大事なことなのだ。マッチザベイトという言葉があるが強いていうなればルアーのアピール力が強い場合 サイズはそれより小さくてもいいと思う。所詮偽物だ自分の方に真っすぐしか来ないわけでそこを考慮すべきであれば いかに誤魔化すか?の一言に尽きると思う。
いかに誤魔化すか?
ルアーには操作方法やタイプがあるわけでそれの使い分けや操作方法も結果に影を落としやすい。河川がらみの濁り水でもない限り磯は割とシビアにみられる。勿論サラシが厚い薄いは関係してくるだろう。厚いほうが当然誤魔化しやすくはなる。サラシが薄い場合自分の場合はサーフェスに切り替えることが圧倒的に多い。JDP77やIWP SPPなどを使うことが多い。遠ければシンキングを使うことになるが大抵は浮き上がるまでのまちをつくる必要からFタイプを使うことになる。当然ながらリーダーも 太刀魚用2.5mのテーパーで14―6辺りに1.2#のPEで釣るか若しくは通常の11ftSSでテーパー18号の太さを利用してシンキングを表層で操作ることが殆どだ。大抵の場合それでケリがつくのだが そこからさらに魚を抜こうとした場合渓流ミノー例えば55MD―S等のシンキングMRTM55等をPE0.8―1#から5号のフロロで10Lで釣ることも最近多くなってきた。場合によってはリーダー2,5号あたりに落としたりもしている。不思議なことに何十回も投げたポイントでそれらに換えたら1っ発なんてこともザラだ。だからこそ口酸っぱく「小さく釣ったほうがいいですよー」。と言っているわけである。夏―秋はそういうパターンがハマりやすい。勿論完全フローティングのトップウォータープラグで遠投でもOKだがサイズ感は大事にしないと基本パターンにははまりにくくなる。スピードについてだが基本ユックリが効果的に感じる。理由としてヒラスズキは後ろからではなく下から突き上げてくるのでそうした操作が効果があると考えている。
時化を釣ると一言で片づけることができないこともある。時化にも色々有る。そもそも何をどう釣るから時化を釣るのか_?疑似餌の誤魔化しや沖からのベイトの接岸がその大きな理由となる。だからこそ時化を吟味して魚を狙うのだ。そもそも我々は岸から釣るというマイナス要素を背負っている。尚且つ偽物ありその操作性が大まかで単一な疑似針を使って魚釣りを行う関係上 魚側に配慮した選択をしないと結果に繋がらない。それは理屈では理解できている釣り人も多い。だが現実仕事をしながら休みに合わせて釣りをしなければならない人にはかなり酷な状況になりやすい。例えば ベタ凪や大時化でヒラ釣り等はある意味自分自身の傲慢さ加減と予想どおりの貧果に対する結果に対して無理やりな見せかけの満足へ気持ちを切りかえる自己欺瞞のバランスが難しい。(笑) 釣りとは生き物を研究する趣味だ、結果狩になってはいるが基本は予想と計算から最良の確率をはじき出し結果に結びつけるという道理を咀嚼して呑み込まねばならない。
春一番は例年1月終わりから2月に吹くはずだが今年は結局吹かなかった。春一番とは呼べない3月下旬にそれは来た。春の嵐でフェリーは欠航が相次いだ。私も車で数日過ごすことになる。まあ基本テーマや方向性は私には必要だ。釣れることも必要ではあるがここまでくると検証も一方向からでは難しくなる。もうこの歳になると十分な結果予想ができる筈だが本原稿のためもう一回念を入れてみた。
(笑)予報は18mの風 波4.5―5mだった。予報ピークからの下がりを釣ってみる。当然ながら18m真向いであれば釣りにはならない。釣る場所といえば 港の堤防角や正面から回り込んだ裏との境目等の溜まりが主になる。普通のルアー選択だとそうなるが メタルジグや大型メタルバイブ シンペンなどを駆使すれば ある程度の深いラインの釣りをすることは可能だ。だが気を付けならないのは手前のブレイクライン帯を捨てることだ底荒れして波がブレイクするところにはまず居ない。沖合の泡で濁る辺りまでそのさらに沖から引っ張って釣れる程度であり。一たびヒットすれば魚がどうなろうが引っ張るしかない。ルアー単体もそうだが寄せ波に巻かれてしまうと制御不能になる。岩の隙間にルアーや魚が吸い込まれたり フジツボにラインが挟まったり様々な障害が起こる。そのためある一定ラインから手前は全速回収が基本である。離岸流等の場所は割に釣りやすくなるのでよく見ておくことがまずは必要だ。ただし雨や風が強すぎれば当然ながらベイトが沖寄りにしかも沈むので基本的にはターゲットのベイトが何処に入っているのかを第一に考えねばならないのが基本となる。まあ基本荒れた日はかなりのリスクを覚悟する必要がある。
やがてピークが過ぎるのだが思いの外魚はショアラインにはいない風が完全に荒れ過ぎたた直後は総じて釣りが難しい。 昔は 九州北部は磯焼けせず海藻類も多かったので結果荒れ過ぎた直後は藻かきなのか?釣りなのか?判らないぐらいだったが 近年はサンゴも生育が著しく大荒れでも差ほど浮遊物に気を取られること自体が少ない。風がやんで飛距離は出るようになるので 波受け側の比較的溜まり易そうな濁りが少ない場所を打っていく。岬の先端から手前100−300とか離れているような所のほうが魚自体も流されにくいので溜まっていることが多い。弓なりに凹になっているような場所等は要チェックだ。
逆に先端部に関しては裏側に居たりもするが あくまで釣りができればのレベルだ。同じ理屈で ワンドの中も要チェックだ。有れた時はバイブレーションなどのルアーが活躍するが。抵抗があるのでピックアップが遅れてロストしやすい。ミノーも同様に使いところを考えねばならない。沖側だけ釣るのであれば ジグやシンペン シンキングジャークペンシル等が使いやすくなる。
だが総じて基本波が落ち着くのを待つほうが賢明であることに変わりはない。この時化は私にとってはあまりいい時化ではなかった。明け方強く吹いた風が昼には100度ほど方向が変わり 夕方までひどい時化だったのに関わらず 翌朝には波が取れておりウネリだけの状況であった。風が起こす表層流の影響も少なくあれてベイトもばらついており、魚がショアラインに残っていなかった。それでも何本かは釣ったが 時化の終息のタイミングがあと5時間遅れるか? 12時間早まるか?で釣果は変わったともいえるだろう。
時化を釣るには天候を読むこれが何より大切だ
。
釣り場へのストレス及び天候的要因
自分が行こうとしたスポットやエリアに他人が入っていたら?まあよくある事である。基本釣れないと思ってしまう。まあ間違ってはいない。前の日に3−4人が出入りしたスポットは次の日は釣れるのか?これもどうだかね、、、、。みたいな感じになるわけだ。基本釣り場にストレスを与えるのは 釣り人であり特にイルカやアシカやアザラシ等がいない九州の場合ほぼ間違いなく他人の動きを読む必要が出てくるのは間違ってはいない。まあ今回は分かっちゃいるし感じてもいるであろうその当たり前を 日をまたぎ約30時間で6回同じエリアを歩き回って あーだーコーダした記録を書いておきたい。エリアは自分がわかっている ある程度魚がいるであろうエリアを選択してみる。これが何もいない場所であると データそのものが正確性を欠くと思われるからだ。今回のレポートから何を感じるかは個人個人差があるだろうと思われる。まずエリアはちょっとエントリーがきつい半島片道約3KMを往復で2回 それを3ストローク繰り返して計測した。何というか連休にそんなホげるかもしれない釣り実験するのは私ぐらいだろうと思う。が、何というか釣れるところ解ってて行けば3時間ぐらいである程度満足できるってのは当たり前だがそれを何回も繰り返したら基本どうなるのか?魚が入るタイミングは。魚の生産力は?等等気になるところが有るから自らデータ取りのためにやってみようというわけだ。〜だろう?で話をするのは簡単だしそんなに結果違わないと思ってはいるが実際やるのとでは大違いだ
予報は3m―2m−3mという天気初日朝天気予報は見事に朝から向かい風4m−6m程度サラシはかなり薄い。しかし昼10時ぐらいから風が強くなりかなり波が上がって危険な状況までになった。潮も丁度満潮近くなりかなりのサラシが出てきていた。これが一本めである最初の1ストロークは相棒と2人で行った 往路で私はまずはサーチベイト(TR115)で2匹ほど釣って状態を見るところからスタート。現場の状況的にはあんまいい活性とは言えない状況。かなり細かく打ってはいるし遠くからも呼び込んでいると思うのだがストライク自体は丸のみであるにもかかわらず アタックやヒットはかなり少なく感じた。どん詰まりの岬を回り込んだあたりまで釣っては見たが何ともなく5本程度で折り返し。ルアーに関してそのまま釣り出来るかサイズやルアーそのものの質を変えるかを考えた。とりあえずHRTM90mmを選択してしつこくさっき投げたスポットをさらに探ってゆく。
現場の状況に関して九州の場合潮位の変化は当然あるし。岬を釣っているので潮流による波の当たり自体の増減は時間によって変化するので 2時間前に探ったスポットとはいえ
若干の違いが出てくるとは述べておきたい。結果的に復路の方が往路に比べて魚は釣れた。ルアーのサイズ感が良くなったのとそのステイに関して帰る方向の方が風向きによりスポットに対して長らくルアーをさかなに見せられる部分が良かったのか?と思える事と。更に潮が上がってきて水深が深くなっている。という部分が朝とは違っていると感じた。現場に複数回人が入る場合基本やり方は人を読むわけで夜とか暗いうちに釣るのも含めずに言えば 潮位による先端部へのエントリーがまず挙げられるが 基本下げすぎると天候や状況にもよるとは思うが上げてる時よりは基本釣れにくいような感覚を私自身持っている。勿論今回のような実験ではそういったことも考慮して下げも午後から入る事になるのだが。
基本対象魚が餌に付いて回るのであれば ショアラインにベイトがつきやすいのは上げの方である。また自然な状況である場合その食事時期は沿岸での餌の取りやすさにも影響していると考えている。要するにいつも腹ペコでもないだろう?って話である。
一旦戻って他のスポットをちょいと味見して傾向を調査して2時あたりからまたもや朝と同じ場所に入る、なんというか?家が近いなら帰って寝たいって感じだ。もうかれこれ朝から装備品を担いで良い距離を歩いているし またバカ正直に同じ場所打つかと思うと気が重いのは確かだ。まあ飽くまで実験であるので手は抜かない。本気であれこれ使いながら釣りをしてゆく。データ取りなのでイヤらしいサイズや細ラインは使っていない。午前中と同じ道具で釣ってゆく。往路で3匹 復路で0匹だった。私の引き出しの問題もあるので何とも言えないが基本キャストに対するレスポンス量はかなり低かった。まず天候は徐々に回復。暴風が吹いていたのは一瞬で波は有るがウネリが主といった具合。使ったルアーは小型のシンキングプラグである程度止が利くもの それに当たりが集中した。午後は一人だったので相棒は叩いてない一級ポイントへ小型ダイペンが良かったらしい。へとへとになってやっとこ車に帰って飯食って 次の朝 思うところあって潮が上げてからポイントに入ってみる。本日の天気爆風向かい風 波高3m 昨日も波高3mだったが午後急速に減衰した。だが本日のはまともだ 昨夜から雷と雨で磯側にも崖から水が溢れているので文字通り嵐の後という状況。
あれから丸一日経過している状況で またもや一人歩き始める。本日は基本ショアラインに昨日より近く立つことができないので最初の一本目は4kgぐらいのを崖の上まで引っ張り上げて始まった。何というか昨日散々投げ散らかしたお馴染みのスポットだが本日は新しい魚が入っている。魚体に傷がない。そこからルアーローテーションを細かくしながら丁寧に釣ってゆく流石に5回目なので何処に付き場があるかは感じているわけであとは見せ方だけだ、サーチベイトは昨日と同じでサイズ感が合わないのか?今一反応が鈍い。せめて9センチが廃盤にならんどけばよかったのにと悔やまれるがまあ仕方ない。HRTM9センチのFとSを交互に使ってゆく。魚のサイズは昨日より一回り大きい。ややゆっくり目の誘いを入れている。あんまりゆっくりも良くなさそうな空気なのでたまに隙を作るようなリーリングだ。今回初の5キロ越えサイズが釣れた。その後もかなりいい感じで魚は釣れ続く。岬先端部昨日夕方は行けたが 危なすぎて本日は行けないので先端部50mはあきらめて復路につく昨日チェックしたが2回当たっただけで良くはなかった。都合往路で10本ぐらいは釣れたと思う。復路になると潮が下げている関係上 更に先に行けるのだが 本日既に2回ほど波かぶっているWWW
状況的にきれいな魚を取り込もうとすれば無理する必要があるので高波が来ると解っていてもある程度のところに行く必要からそうなっている。他人には薦められない。魚という結果だけなら引き摺ってあげるほうが安全だ。捨てこそすれリリースなどはするつもりはないのだが 職業上写真命なのでWWW仕方がない。結果復路は3匹ほどになった。サイズも小さくなった。潮が下げるとやはり魚が小さくなる感が大きい。勿論 これは一例であるし 独自のものである可能性もある。 まとめると ポイントに対する人為的ストレスは最も高い、そのストレスのリセットタイミングは天候次第ということになる。正確に言えばリセットではなく 新しい魚が入ってくるというあたりだ 現地の魚の補充力の問題もあるとは思うが数の多い少ないはさておき天候を読むというあたりの重要性は大きいのだなとは感じるところだ。昨年暮れから岸よりにベイトが寄らず時化ても大して釣れない状況が続いていた。スズキ自体のマイグレーション経路自体に影響を及ぼすのはベイトでありそのカギとなるのは天候である。勿論同じスポットで定期的に既にだれかに釣られたであろう獲物が掛かることはないこともない。だが海の魚は基本自由に移動ができる点が淡水とは大きく違う。口を開けば陸に上がるということそのものは随分と少ないはずである。だとすれば天候を読み 他人を読むここがカギとなるといえるだろう。今回は自分のルアー交換のサイクルを見直すという意味でもなかなか面白い釣りだった、南の島のリーフの釣り等も一旦釣りぬけてしまうと次までなかなか難しくなる。だがしかし基本上のようなことがカギとなる可能性が高い。ということなのだ。その釣れない原因が他人によるものなのか、天候季節的要因なのかというあたりである。今回の他人役は自分自身であったため 自分自身の殻を破って追い越すという部分においてかなり今後研究しないといけないところが自分で理解できて良かったと感じた釣行だった。
2020 ヒラスズキ白書
周年を通して釣りをするようになってきたヒラスズキだが 基本的な面でまだ不可解な面がある。まあヒラスズキのみに限らず ベースがどこにあるのか?というところだ。
基本的に魚自体を釣るのに特に困ることがないのであまり気にする必要自体はないかもしれないが魚が少なくなってきた地方では重要度はある程度高くなるはずだ。磯にいるヒラスズキはどこから来ているのか? ベタベタのショアラインがメインではないことは想像に明るい。何故ならはるか沖の瀬にもいるわけで ただしキャスティングで釣れるものが殆どな状況だ。私も個人的にはアカメなどはベースがどこなのか?それも気になるところだ ヒラスズキに関してどういう経路で抜かれた魚が磯に補充されているのか?どの規模のエリア移動がされているのかは不明だ。魚自体もすべての同一種が同じマイグレーションを行っているとは考えにくい。つまり浅場の沿岸部に広くも分布するだろうし 沖回遊自体もベイトに付いて回る可能性もある。途中の水深が100mぐらいはある海域でどうやって移動しているのか?それも謎である。ただ丸スズキはベイジギングでも釣れる魚であるわけで水深がある場所でもある程度のルーティンが出来上がっている可能性も高いと感じている。まあジギングで釣れることは普通はないわけだがおそらく深いラインにいることは間違いないと思われる。魚が少なくなるとそういった方向での釣りも出てくる可能性もあるだろう。
現在磯からの釣りのターゲットとして サラシを釣ってはいるわけだがその他カレントで釣れたり 海岸線も含むシャロ―フラットでの釣りでも釣れることは分かっている現時点では浅いラインであれば どこでも可能性があるともいえる魚である。
2020の釣りについて。
年度ごとに若干ながら反応するルアー自体に幅があるのはその年の餌のサイズや気候が影響していると考えられる。今年は若干小さいほうに分があるようで小型のメタルジグやジグミノー系のほうがすっきり食いつくケースが多かった。相も変わらず磯際のダイビングペンシル系や超小型シンペンのサーフェス系や深度が安定しやすいバイブレーション系のヒットも顕著だったと思う。ただ基本事項である止められないルアーのデメリットを踏まえての範疇での好調といえる部分かと思う。基本沈んだりもぐっったりするルアーは早目に曳くか?地面に置くように操作するほうがヒットはさせやすい。フローティング系はその逆で手前で水面へ浮かせてごまかしつつヒットさせるという風にベースは操作することが多い。だが 水面に浮かしてしまうと外道である青物も同様に好反応してしまい結果ルアーがなくなることも多かった。青物もベイトが小さいことによる誘いの難しいパターンにはまっておりヒラスズキ用のトッププラグに当たりが顕著な状況が続いている。そういう状況であるので今年はトレースコースや使うルアーで随分と食わせそこないが発生する状況だったように思う。魚が青物までをターゲットとすることでタックル自体が中途半端になっていた状況も影響している。11月現在でもベストな選択で言えばライトロッドで細かく釣るほうが分がいいのが現実だからだ。
今年の私のテーマは数回トレースしたのちに出てくるヒラスズキのポジションや活性の変化だ 大抵数回キャストしないと出てこないヒラスズキの場合。ルアーに対する猜疑心もしくはポジショニングしている場所からの距離の問題が関係していると思っている。おそらくだがそういった魚の殆どが晒していないもしくはサラシに関連の薄い深いラインからの魚ではないかと思われる。底が深そうな磯から釣る魚のいくらかは若干ながら浮袋が腫れているケースが見受けられる。まあ個体差の問題もあるのでこの点を強くは言えないが出てくるところを見る限り魚が深いラインから出てきているのは間違いない、つまり一発で出てくる魚はサラシ自体を通る物体を強く意識しているわけだが数回かかる場合はそうではない可能性があるという話だ。サラシ以外に遠くからルアーを引くほうが良いと言われる理由も同様な部分だ。魚は競る場合が多いのでより多くにルアーを追わせるほうがヒットに結び付きやすい。勿論逆説もあり得る。ルアーを見てはいるが怪しくて食いつかない。だけど何回も通るのでしまいには食いついてしまう。という想像だが ボートから釣っていると散々投げてやっと食いつくというパターンも実際ある。ただ 最初の説を正解と思っている私としては着水音や衝撃による深場からのライズの可能性もあるのではと考えている。何れにしろ同じ場所から数が抜けにくいボートから場合 サラシの希薄さも加味して考えねばならないので尚更瀬際にいるかどうか?という部分には懐疑的にならざるを得ない。要するにボートが行ける程度のサラシで際にいる密度自体は実際の釣れる数がそれを表していると考えるべきではないかと考えている。サラスということは風が岸に向かって強く吹くわけで沖側のベイトも岸にくっつくわけでその中で岸から釣ればある意味数が抜けやすいのはある意味当たり前ともいえるかもしれない。ただ いつも述べているように流しながら船で釣るより一点へ巻き上げるショア―のほうが魚を集めやすいのは間違いないし流されない分 ルアーの誘い操作もしやすいのは間違いない。それを踏まえれば最初の数投で手前を探りその後一気に遠くから何回か引いてみるほうが場あれも少ないし数も伸びると考えている。
ルアー選択
ルアーは仕事上いろいろなテーマを決めて釣りをすることが多い。ただ釣るだけであるならもう少し選択は変わってくるだろう。基本デッドに打つほうが良い。具体的に言えばサラシがあれば岩のすぐ横スタート もしくは波が越える前あたりからルアーを引っ張るぐらいのほうが釣れやすいのは間違いないが実質何を選択するかでも釣り方は変わってゆく。サーフェスオンリーで言うならある程度大きくないと出にくかったりする。見つければ一気に食いつくが小型すぎると食いはいいが食うまでに時間がかかる。この時間がかかるせいでサラシに居ねーんじゃね?って話になってきたわけだ。それとスズキ系に限らずルアーの根本的な動きであるロールとハタメキの配分は通常ハタメキをある程度抑えている動きがオールラウンドに使いやすい つまりサラシが薄いときにハタメキが大きい頭下がりのバイブレーションみたいなのを使うより サラシが激しいときに使うほうがそのハタメキの効果は大きい。実際サラシが少ないと食いにくかったりもする。つまり視覚による判断がつきやすいときにあんまりバタバタするのが嫌われるし 水面が真っ白の泡でおおわれるようなときにロールだけするルアーを使うのは効率が悪いという話だ。サラシの中だとおそらくは水音もかなりしているし規則的ではあるが波動もあるはず。その中で魚を誘うルアーの存在感がどの程度必要か?ということだ。当然ながらサラシが激しいときに小さい大人しい泳ぎのルアーを使ったりはしない。120−130mm程度の普通サイズ以上を投げることになるか?重めのバイブレーションをややサラシの薄いところに沈めて引いてくるという方法をとることになる。魚も確認する暇なく鈎針のついたものが横を通ればそれに食いつくわけだが 場所によってその判断をし最適と思われるルアーを選択していくことになるだろう。基本コツっとアタリがあった場合 何回もやれば当然魚は擦れて沈黙するわけでそこを最適化しないと先には進めない。なるだけ吸い込みやすいものを選択するのが常識的だ。だが今年は結構いろいろな意味で難しい展開が多い ベイトサイズの問題があるからだ。ベイトサイズは必ずマッチさせる必要はないのだが 高水温時には魚も頭が回るせいか食いが浅いことが多い私は誘いに対する口の外掛かりが多いか少ないかを見つつルアーのチョイスを決めることが多い。これという狙いのサイズのルアーを低速から高速まで試して後 食いが浅ければサイズや品目を変えて再度アプローチすることが多い。そうやって口腔内にルアーが入るように合わせてゆく。今年はスピンテールトレブルのついた細身のJIGや小形シンペンなどまで出さないとうまくいかない感じがあった。
ただ一日そういう状態にはならない 潮の速さや向きによって また時間によっては一気に釣れたりもするので一概には言えない。まあ何かを感じたら直ぐそれを試すことが引き出しを増やすコツかと思う。
(えー基本文章にはルアーの位置はアングラー側でちゃんと掌握されているのが当たり前として書いています。つまりどこ引っ張ってるのか分からん人はまずはそこから練習してください まず練習 御託はそれからです(笑))。
幸せの時間を長くする方法1
磯のサラシや渓流の瀬に立って先ず第1投は釣れることが多いが何回も投げるとだんだん釣れなくなってくる。これはなんのルアーの釣りでも同様だ同じポイントで釣れ続けるなど通常は無い。まあ強いてあげるならマイグレーション待ちのスポットで数を稼ぐような時、ベイトが動かずにルアーの範囲から動かない場合などにそれは 起こると思う
しかし通常は釣り場にルアーを投げる度 そのスポットの新鮮さは刻一刻と失われてゆくのが通常だ。それはある意味普遍なことでありこれを感じるからこそ新しい人が入らない場所、時間に新鮮さを感じるわけだ。しかしながらそればかりをやっているとたいてい上手にはならない根本的なところが抜けているからだ。同じような場所で同じことを繰り返しても上手にならない 釣りとは本来孤独な趣味でありその技術や変な癖は外部からの指摘がないと治りにくいのは周知のことだ。話は戻るが同じポイントの新鮮さを失わない方法は基本唯一 投げた回数に対するランディング率をあげること。たいていサラシにルアー投げて最初の一匹はすぐに釣れる。なんのルアーを投げようがたいてい同じ結果だ(笑
だからこそ碌でもない大きさの飛ぶルアーを遠くの瀬まで届かすことにやっきになるわけだ。しかし 何故魚は一匹で終わるのか?大抵の場合魚は餌や繁殖のためにその辺りにいるわけで生息域の真っ只中であれば複数の場合が殆どのはずだ。例を挙げると ある釣り人を観察するとする。好きなルアーを投げて2−3回キャストして数回あたった後にヒットした。そこから数回当たっては来るけどのらないので移動した。こういうケースは多いはずだ。魚は競る生き物だ当然スポットに全員集合しているときは一個の怪しい物体に興味を示すしヒットしやすい。仮に5匹いたとする。最初に食いついた若しくは口で軽く噛んだがすぐ吐き出した。釣り人側にはコツンと手応えが来ただけだが水の中の魚は思いの外ルアーに長らく触っているし感じても要るはずだ。1−2回当たっていればこいつがおかしいと感じることも十分に有るだろう。そうなると5匹で一斉に競っていたものが4匹−3匹になるわけだ、そして一匹が針で引っ掛けられ それが餌を食べていると勘違いしてステイ場所から釣られている魚にフォローして飛び出してしまう。まあ針外したりなんやらやってると次のキャストまで5分-10分程度は間が開くだろう。そこでもう一回同じような場所に期待を込めて投げるのだが、先ずさかなのコンディションは同じではない。スポットに5匹マイナス1匹=4のストックは既に???な状況なのだ。ランディング魚をフォローした魚もステイ場所にいない可能性もあり若干ストレスも感じているだろう。そこでまた同じようなルアーを通してコツンで終わるというのはどうだろう?そういう話だ。ここまで言えば何がいけないか?減らすべきはコツンなのだ。ルアーに魚が出たり当たっているだけで満足できるならそれで良いと思う。針で思いっきり引っ掛けたければ魚が見切る要素は少ないほど良いわけだ。先ずリーリングやロッドの向ける方向でスラックをなるだけ出さない また釣り人側から見えるルアーを使い魚が見切る要素である。ミスストライクを減らすこれが重要なのだ。そうなるとルアーも水面操作系やサイズ感を大事にして確実なヒットに結びつけるというところが如何に重要なのか?それがわかると思う
ヒラスズキには特にそれを感じる時が多い。。無駄にルアーに触らせないこの努力は必須要綱であり。なおかつサーフェスやサイズを落とす動作は大型のヒットにもつながると感じている。
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●アンダーサーフェスの効果 18年11月
以下の2項において以前から書いてはおりますが念の為もう一回
ヒラスズキの間合いについて。
特に目立つのが夏から秋にかける高水温時、魚の適水温下にて起こることが多い事例についてもう一度説明しておきたい。
魚は水の中に居る必要がある生き物である。自然界の生き物とりわけ四季のあるこのエリアに定着している生き物は活動の上下の幅を独自に持っていることが多い。
強い生き物ではクマ等は冬眠を行い活動を休止するという工夫によって 活動不可能な季節に順応しているわけで、魚も同じように他の生き物から餌にされない程度には動くことが可能ではあろうが実質活動できていない時期があると考えられる。
私が何を言いたいか?といえば魚の活動水温によって魚のベースの捕食へのテンションは変化するという話である。つまり頭が回らない 体が動かない等の部分が活動時期以外の部分では普通にあったり、その逆にシッカリと素早く偽物と本物の区別がつく時期があるだろうという話である。
特にそれを感じるのが水温が上がる6月から11月辺りにそれを感じることが多い。魚を見ていると決して活性が低いわけではない。むしろ高いわけだがその時の魚の見切りはかなりシビアな時があるのである。俗に言うマッチザベイト理論をどこからか引っ張り出すタイミングである。
しかし実質はどうだろう 完全にベイトにマッチしていなくても魚は口を使うし使わないことも有る。それは水温による活性のサージや下降上昇に影響していると考えられる。ヒラマサやブリなどもたとえ小さなベイトを食べていても 水温の変化によって食いやすい時期は有るしそれをフィールドから感じることも多いからだ。
釣りに行くときただ、ポイントに対して同じものを使って釣りを周年行うのは別に悪いことではない。ただし目的が魚を数多く釣る事であればそれはやや少ない釣果しか出せない動作ともいえると思う。
基本ヒラスズキの釣りは曳の釣りである。ただしそのレンジをよく見ていないと同じスポットにおける魚のルアーに対するヒットテンションを維持するという部分が短くなったり 長くなったりすることは理解しておく必要がある。
例えばである、いつもの中層を引けるオーソドックスなヒラスズキルアーを使うと最初の1−2匹はある意味簡単に釣ることは可能となる。簡単に言えば最初の2−3回のチョイスなら何を投げてもヒットするともいえるだろう。しかしそこで読まなければならないのはそこから先に数を伸ばしたりヒットレートを多くする努力をするか否かが問題になってくるわけである。
その工夫とは大きく言えばレンジである。先に述べた高水温時の鉄板パターンとも言うべき釣法のアンダーサーフェスもしくはサーフェスの釣りは現時点でヒラスズキを最も多く持ってくる手法の一つともいえると思う。水面下潜っても10センチ程度を如何に待ちを作りながら曳いて誘えるか?これが課題となると思う。
もしそれが良くわからないでやり切れないなら小径リップの細いミノーを素早く水面30センチ以内を意識して曳いてみれば魚の反応の変化を知ることができると思う。
もし 最初に1m程潜るルアーを使って釣ってしまっても。すぐにルアーを交換して様子を見てみる。アンダーを引き続ければ2匹で終わるはずだった ポイントに多くの魚が見えることもあるかもしれない。比重の軽いシンペンや 小径のリップの付いたミノー等水面直下で動かすことができるものを使ってみればその効果を知ることとなると思う。
一番いいのがシンペンの形をしたフローティングのダイビングペンシルのようなものを使ってみることをおすすめする 天候によっては使いにくいので近距離専用となりやすいが非常に有用なルアーと言えると思う。フックは基本速掛タイプの剛性の高いフック 基本伸びない系統がバレにくい カツイチのYs81系のハリが硬いので現在は多用している。短くてハリが多いのはw77というふうに分けて使用している。
●ルアー泳層についての考察2 15年5月
- ちょっと質問が来ていたのでそれの詳細を書いておきたいと思います。もうそろそろヒット数とランディングの数が気に入らない人が出てくるかと思います。ご愛嬌でもありますがなるだけちゃんと食わせるマッチさせるという点がアタック数とランディング数をより近づけることになるわけです。特に季節的に4月後半以降は水温も上昇しており魚自体の活性も非常に高くなります。ヒットした魚のルアーの位置をみれば大体理解できます。つまり口以外の体顎の下や頭の上などにフックしている場合、また口の中にギリギリフックしている場合 、ルアーのボディごとしっかり咥えている場合の約3段階の判定でいけばどれが理想的か?は言わずともわかると思います。そうなるとそうなっていない原因を考えねばなりません。魚が間に合わない場合や見切りがギリギリの場合などが挙げられますがどの層を引いてそうなっているのか?というあたりやどのタイミングでストライクをとるのか?どのスピードでそうなっているのか?というあたりが大まかな変更ラインです。基本棒引きが多いミノーイングやシンペンなどの場合ただ棒引きしているだけだとそんなことが起こりやすくなります。もちろん何処で出るのかはっきり特定もできていないのに止めたり早めたりするのもどうかと思うところもあるかと思います。基本魚を釣るという行為は複合的な要素の組み合わせで結果に結びついているといえると思います。質問の内容はアンダーサ―フェスのミノーの釣りのフックミスという話でありましたが、基本何らかの原因で魚がいまひとつの場合の手としてサーフェスやアンダーサーフェスのルアーは効果的に誘える可能性があると思います。ただし、サーフェスまで一々魚が出てくるための動きはそこまで早くはありません。水面近くで餌を食わせるなら基本的に相手の動きにあわせたようなタイミングを作らないとしっかりと食いつくことができないで基本的には当ったけど外れてしまうという状況に陥ってしまいます。また、当然ながら何回も通していけば食いにくい状況になるのも当然です。フックしなくても何回も当れば当然偽物とばれてしまうわけでそうなると当り多数もフック1−2本なんて釣果になりかねません。最近はオートマチック系のルアーがはやっていますがヒラスズキの場合根本的にはスピードの強弱が出せる程度の遊泳力は必要かと思います。つまりアンダーサーフェスでも水面を割らない程度の水への食いつきは必要かと考えているわけです。それによって水面直下での誘いを行えるわけでその点では竿のトップ位置または自分の立ち位置などの調整で誘いを行えるか否かは重要な部分です。この場合の誘いは 高水温であることからスピードの強弱やフラッシング等の小技をそれに加える方がより自然なヒットを出せると思います。ただし釣り人にはイメージ通りにヒットという欲求もあるので強く言うつもりはありません。そのままの自分でという状況であるなら3本フックを選ぶとかサイズダウンやアップなどの小賢しい真似をするのが一番(笑
●ルアー泳層についての考察 15年2月
- ヒラスズキつりでよく伺う質問ですが、基本どういう風にイメージしているかというところから話をしていきたいと思います。
ルアーは様々な層をつることが可能です。しかし釣り場でそのときの状況によってまたはそのとき何を選んだかで結果はやや違ってくると思います。
基本的に2つを同時に使えない以上どれかひとつがヒットルアーになりヒットしなかったルアーということになるわけです。そこで悩んでしまうのは私も同様です現在の目の前の状況で沈めるべきか浮かすべきか今のルアーを使うべきか?という部分はとても悩むところです。様々な自分の勝手が沢山あるルアーボックスからルアーを握らせるわけです。中には自分の技術力をカバーする目的であったり、私のような人間の薦めるものを信じて選んだり、または自分自身で好きなものを選んだりするわけですがなかなか一概にこれが正しくてこれが間違ってるという風に線引きするのは難しいことです。参考までに私はこう考えています。ヒラスズキは凪の日に釣ろうとするといろんなところに隠れているのがよくわかりますが基本的には何かでごまかして我々は彼らを針で引っ掛けるわけですそうなると日常的にはサラシや強力なカレント さらしに匹敵するストラクチャー等を利用して魚を騙す必要があります。基本的に水面に近いものが最も誘いやすく水中をガッツり泳いでくるものが基本的にはインパクトはあるけど飽きられやすいということになります。その影響でフローティングを使うことが多いわけです。例えばさらしを曳くという行為ですがサラシには厚みがあります。しかも均一ではない2m以上泡を巻いているところもあれば厚み10センチしかないところもあります。その中を潜行1mのミノーを曳くと釣り人側からはルアーが真っ白い泡の中を一様に通っているように
見えますが基本的には凸凹の入道雲の中を突っ切る飛行機のように見えたり見えなかったりしているわけで、引き方によってはズーット丸見えな状況で規則的な泳ぎをするルアーということになるわけですが。私の場合なるだけ雲の中を通したいと考えています。サラシの部分は外の飛び散る飛沫も含めて下側は通常より明るさが変化している部分であると考えられます。その部分もさらし=泡でごまかすという部分に付加して考える部分でもあると考えています。それによって総合的なストラクチャーとしてとらえています。ですから単純にさらしの向こうに飛ぶルアーでサラシに入ってもある程度泳いでくるルアーを曳くのであれば、なるだけ正体がわからないように引っ張るというところを重視したほうがよいと考えているわけです。その為にはいろいろそれに向いているルアーの選択が必要になると思いますしそれに続いてサラシているということはルアー自体が泡をかんで泳ぎにくい状況も作ってしまいますので、加減という部分が必要になります。ゆっくり巻いたり早く巻いて深さや見え方を考えるまたロッド自体も上げたり下げたりして調整するというところが重要になってくると思います。磯のルアーの基本はミディアムスピードの棒引きではありますが、それでごまかし切れない場合は今ルアーがどれぐらい魚から見えているのか?のほうに意識を持っていくほうがより魚とのコンタクトは近いきがしているわけです。そのためにフローティングを多用するという部分が理由として挙げられるわけです。別にものすごいいい感じ、例えば3日間同じ方向からの大シケの後の1.5−2mの日にいけばある程度の釣果は得られると思いますが、そこから数を出したり、そうでなくて急激にべた凪とかまたは更にババあれという状況においては、釣り人側でポイント移動やそのときの遊泳層の深さの調整等が必要になるわけでその中で基本的には魚が見えるように曳くには泡の外ギリギリを引っ張る 泡の中ギリギリ下を引っ張る もしくはボーっと見えるであろう水面直下(泡の中)をゆっくり引っ張るかで誘いの状況は大きく違ってくるだろうと考えているわけです。基本サラシ自体の私の捉え方は引っかからない藻みたいな考えかたです。ただし例外もあります3m以上の波や部分的に波のあたりがきつい場所の場合サラシの深さを無視して底に向かって投げるケースもあります。これは大きい波が押し寄せる影響で底潮が動き過ぎるとスズキ自体の付場からの移動幅も小さくなる可能性があると考えているからでこういう状況ではバイブレーションやへビーウエイトのシンペン等で底近くを曳いたりするとわりに答えが出ることからそう推測しているわけです。
波によるサラシというものは泡を作ると同時に磯際に流れも作るわけでその総合的な部分で魚の居場所を特定し結果釣り上げるというところにつなげているわけです。
まとめると
ルアー選択的には水中をくるものはなるだけ優しいインパクトの薄い小型にする。大きいサイズはさらしが適切に出ているときに使う、さらしが薄いときはなるだけ水面直下 もしくは全速からの手前ストップ等見えにくさを強調した方向に操作を移行。シンペンバイブレーションの底タッチはからの立ち上げは有効ですが単数で釣りを切り上げない釣行の場合、率先しては行わない。ルアーはサラシの下側は早めに、中はややゆっくり。普段からどれぐらいで潜ってるかは知っておくと便利。
●概略
比較的釣りの中では簡単なつりです。
ただ釣りする以外での注意点が多いのがこのつりの特徴でその影響で釣りする人が多くないのが現状です。ショアーフィッシングの常として条件を絞る事は重要なことです。これは経験特に行く場所の好条件に対して知識が必要であり、経験者から一通り習ってから釣行する方が良いかと思われます。ヒラスズキは地形に対して習慣性のある付きかたをする為1回釣れた場所では、後日また釣れる可能性が極めて高くこの点は他のスズキと同様と考えていいかと思われます。
風向き,波の向き、潮位、時間 人の有無等を細かくチェックして数箇所でタイムテーブルを製作しそこを転々と移動しながらチェックするのが通常ですが、釣り人が多い場合朝からもしくは夜中から場所取りして1日をそこで過ごすこともあるようです。つまり魚を釣る前に人を制す必要があるということなのです。人との戦いは釣にとって何のプラスにもならないのでそういったことを望む人以外は普通に釣れるところに行って釣るのが理想だと思います。
人と釣座を争う事になると人が来ない悪天候時(台風時とか)や夜中に荒れた磯に泳いで釣りに行ってしまったり、何しに行ってるのか判らない状況に陥りやすいです。
●装備品に関して
最近はウェットスーツ素地の装備が一般的になりました。
動きやすいし身体保護の面でもより進んだ装備だと思います。
ただ高額なので入門はやはりウェーダーかカッパでいいと思います。わたしもウェーダー,もしくはカッパです夏はスポーツスーツにクライミング系のパンツでいく場合も多いです。(汗)オヤジ汁が体から出ますので(笑)普通の速乾性の服のほうが爽やかなのでそうしております。ライジャケは膨張式でないしっかりしたもの、シューズ式のピンつきフェルトシューズ、後は帽子とナップザックかウェストバックを袈裟懸けで出来上がりです。基本的には濡れても足元程度の釣りと考えてください。もしくは頭から飛まつをかぶる程度
タックルボックスは1プラグ10本 (ミノー7トップ3)メタルジグおよびジグミノー2本
リーダー40−50LB (20−30mを小さいボビンにまきかえる) ギャフかネット グローブ。その他
・タックル選定のポイント
全ての釣り人が一定であるなら竿メーカーはそんなには無く多様化もしていないでしょう。個々に振り切れる竿を選んでください。例えばキャストする時両足をそろえて膝の屈伸とロッドの一瞬のテイクバックの反動でキャストするような釣り人に私が使っているUCはキャストできないです。ゴルフや野球をやられている方なら硬いロッドでも問題なく振ることが出来ると思います。要はルアーを最も飛ばせるロッドを選んだ方が良いということです。何故なら悪天候時に行う釣りであるからです。常に安全率を掛けた状態で釣りを展開する必要から飛距離は絶対に必要になります。40mしか飛ばない人と60m飛ばせる人ではポジションとりが自ずと違うということです。届かないせいで先に行くというのは非常に危険です。また魚を制御できずに先端に行くのも危険です。キャスティングはつまるところリールによってゲームを終了させ得るのですが、磯の釣りの場合ライン裁きや魚の制御にロッドは必要不可欠なアイテムになります。ですからキャストが多少練習が必要でも、ある程度オーバーパワー気味のロッドが必要になります。この釣りは長い短いという嗜好が出やすく16ftから11ftまで様々なアクションが販売されておりますが、特異な場所を除いて10−12ftあたりが最も操作しやすい長さだと思います。
ロッドのアクションですが基本的にはスロー気味なロッドの方がルアーは飛びます。ティップから徐々に曲がるタイプはティップがクッションの役目を果たすので飛距離が伸び悩みます。(詳しくは総論を参照してください)
飛距離に関しては同じようなティップで1ftあたり10%から15%程度の差が生るようです。ただ無限ではなく人の体力についても長ければ長いほど力が要るのでとどのつまり投げられなくなります。ですから自分が常時出せる力でロッドのティップが最も早く振れるロッドがマッチしたものということになります。ただここで考えなくてはいけないのはルアー負荷が一定でない事と魚種が一定でない場合です。例えば大型のペンシルやアルミジグ等を多用しヒラだけでなく回遊魚もターゲットに入りミノーに頼る比率が低い人と10センチのミノーが主で、主にヒラスズキしか釣らない人ではニーズにおけるロッドの性格は変化に伴うものである必要が出てくるわけです。汎用性というやつです。汎用とはなかなか曲者です。ベストではないにしろ当てはまるという代物だからで、絶対が存在しない釣りにおいてたまたま出る結果に正解を与えてしまうことになります。しかしヒラスズキと、ヒラマサではそのパワーの差は著しくそういった方面では汎用と言い切れるものが今のところ極少ないのが現状です。それとサーフなど釣法によって魚体とは関係なく、ルアーのサイズを上げる場合も多々あります。ロッド選定においては釣具屋で振ったものと釣り場で振るのとでは大きく違うので、現場で人に振らせてもらうのがより現実的です。その時必ず向かい風でロッドを振る様にすればより現実的です。根本的には現在の自分に合わせてタックルを選ぶか?自分のこれからの変化を見越して買うか?それによって分岐すると思います。
個人では通常11ftを使っていますが飛距離があまり必要でなくポイントに対する期待がない場合疲れるので10ftを使います。10ftぐらいになるとポイントを打ちやすくトップウォーターの操作等が楽なので選択する場合があります。しかし磯ではどういうことが起こるか?想定できず、その不確定な予期できない大部分を手中に収めるにはある程度の安全率は必要だと思っています。リールについてはより軽いものを選択します。投げるのが主な釣りなのでタックルが重いと疲れます。セルテートが最もおすすめですが、かっこ悪いのを我慢するならカルディアキックスでもいいと思います。4000番が良いです。フォース3500やソルティガ4000を使うならドラグワッシャーをカーボンからフェルトに代えておく方が良いです。カーボンワッシャーモデルは現時点でどうか判らないけど以前のインプレッションではライトラインにはかなり不利に働き、人によってはヒラスズキがティップのすぐ下にぶら下がったり、新品のライン使って4回連続ブレイクしたりとかありえない事が起こるので、私の場合はカーボンワッシャーはこの釣では絶対に使わないようにしてます。2010年以降はこの点はある程度改善できておりますが依然としてオイル式のドラグタイプに関しては時間の経過とともにドラグがきつくなってゆく傾向にありますのでライトドラグの釣りの場合そのあたりの合わせ幅のほうを調整されるのが必須事項です。
現時点ではフォース3500にフェルトワッシャーという組み合わせで使用しています。(2016からはセルテートに変換しております。)メインラインは25ポンドから30ポンドを使っています。リーダーは40lb2.5mが標準で状況に応じて長くしたり太くしたりします。例えば足場が高くて最終的にギャフかラインを持って抜き上げの場合リーダーは太めである必要があります。ゴロタ浜等根ズレの心配がない場合は35ポンドあたりまでおとします。殆どがプラッキングになるのでルアーの動きに支障が出ない程度にリーダーには気を使う必要があります。
・ルアー
条件さえそろえば簡単に釣れる魚では有ります。絶対的なセオリーというのも存在はしないと思います。ただ傾向はややあるかもしれません。例えばサーフェスに顕著に出てくる場合とサラシにしっかりついている場合サラシよりスリット等の地形要素に顕著な場合等などです。大まかに言えば水温が高い場合はベイトの状況によっては全てのパターンになる可能性があります。低水温時
にはサラシやスリットでのパターンが強くなりがちですが、南は屋久島北は富山、関東辺りまで生息している魚ですから地方の特色はあると思います。例えば鹿児島及び、種子島はトップの方が魚自体は見れるし釣れますが。かといってミノーで釣れない訳では有りません。ルアーチョイスは基本が棒引きなので遊泳層を意識したチョイスが一般的です。シャロートプスやアイルDBのスリムで表層用として、マリアのポップクイーンやツルジグ(アルミジグ)をトップ用 普通に引く為にアイルDB等を用意します。最近気に入って使っているのがバイブレーションで案外釣れます。
ケース1
通常のサラシを狙う場合サラシの近辺に魚がいる場合もありますがそうでないケースもあるようです。ある程度の範囲をマイグレーションしている場合と沖のスリットにいる場合です。ですからサラシにチョコチョコ投げてヒットせず居ないと判断するのはかなり効率が悪くやはり沖側の怪しいところにも数回はルアーを通す必要があります。それと急にスイッチが入ったように食いだす場合も有りますがこれもマイグレーションの可能性が有ると思います。サラシについているのかサラシをも時々利用して摂餌しているのか?では大きく内容が違うということです。前者なら早い者勝ち後者なら粘る者勝ちということになります。太平洋側の潮位がある程度変化する場所ではサラシが水没するような場所や潮位によってステイポイントが変化する場所では多少のマイグレーションの可能性が有ります。 目の前のでかいサラシには何もヒットせずその近辺のスリットのある浅場にベイトが溜まっていたりするとサラシなしでも小型のシンキングプラグで連発したりすることがあります。要はベイトが鍵ということになると思います。ルアーにベイトが追い立てられて跳ねる光景を良く見ますがそういうところにはやはり何らかの変化が有るのが常ではないでしょうか?
ケース2
ルアーの順序にかんしてポイントについて使うルアーの順序ですがいろいろな方がいらっしゃいます。ただセオリー的にはサーフェスを最初につかって魚を確認後食わせのミノーで釣るというのが通常ですがポイントに行く度にローテーションしても面倒なのでやはりどちらかに絞るひつようが有ります。瀬渡しの場合独立瀬だとポイントが荒れにくいローテーションで釣るべきでしょうが、地磯や大きい瀬でそのあたりをローラーかける場合はやはりミノーかなと思っています。確かにペンシルやポッパーでもいい感じに誘えるのですが、ミノーの場合障害物にかなり絡めた操作が出来るのでその方が釣りやすい気がします。(岩の間の流れで泳がしたり浅瀬から潜らせたり)さいきんはシンキングのジャークベイトも使う場合がありますが、サーチの場合気分的にはミノーの方が部が良い気がします。
ケース3
ヒラスズキは基本的に浅い場所やサラシでかけるとたいして時間もかからずランディングできます。深い場所やサラシが薄い場所の場合は結構持っていくことが多いです。ただ個人的に思うことですが、ヒラスズキは2種類有るのではないかと思える点があります。薩摩や宮崎あたりその他の太平洋岸で釣れるヒラスズキに関して明らかにファイトが激しく、体型が通常のマルよりやや太い物とは違うものが存在するようで有ります。昆虫などと一緒で地方の別にちょっとした変化があるのが通常なのですが、これに関しては外見もボディに対して頭が小さく明らかに違う種のようなものを感じます。ヒラスズキはスゲー引くという話を昔良く本で見ましたがたまに釣れるこれなら判る気がします。
ケース4
ゲームの組み立てについて。磯に立った場合先ずは魚が何処に付いているか?何処でヒットするかに頭がいくと思いますが同時に何処でどういったランディングを行うということを考えなくてはなりません。いつも複数で釣行し
尚且つぎゃフやネット等あるなら問題ないですが、ポイントに複数釣り人がいない場合自分でそれを行う必要が出てきます。。実際の現場ではそれ以外に考えなくてはならないことがあります。風の向きによる飛距離の問題と、波によるラインのさばき方です。それよってポイントの立ち位置の選択が変わってくるということです。それにプラスして何を投げるか?という選択が必要になります。別に難しく考える必要はありません。何でヒットするか判らない状況であれば使いやすい信じるものをそうでない場合は良いとされるもの、そうすれば自ずと飛距離がfixされるので自分がいると思う場所に頭に描いたコースをトレースする為届くところを選択しそのファイティング及びランディング経路を決定すればいいわけです。要するに決められるもしくは決めなくてはならないパートから固めてその他を決めてしまうという事になります。そうやってケーススタディしていけば予想と現実が近くなっていきます。ただ、魚が希薄な場所でこうした行為をやっていると自分がやっている行為が正しいのか?疑心暗鬼になってしまいます。魚は先ず釣らなければ上手にならないとよく言いますがまさに、獲物を捕らないで発達は見込めません。もし、興味が有って、このつりを始めるならやはり最初の数匹は確実な場所で釣ってからの方がその人の釣が発展しやすいと思います。ビギナーから中級あたりまで行くのは人にもよりますが2桁も釣れば慣れると思います。人によっては3−4日でそうなるケースすらあると思います。現状に対して過去のデータと現実的な理論の実
践が魚との出会いを増やすわけです。ですから先ずは実践及びそれに伴うきっちりとした結果が必要になります。天候によるポイント展開いつも同じ好条件で釣が出来ない場合が多々あります。無いものねだり的な魚釣りが結構私の場合多いのでこんなパターンに良く陥りますが、そうした場合波のあたり具合、風向き潮の方向から、ポイント自体若干変化します。ただ文頭でも述べたとおりポイントに対する執着が結構顕著なので以前つれたポイントの近辺的な変化と言う意味に捉えてください。ただ記録的な悪天候、台風等の場合は普段釣らない港の中やなだらかな海岸線、河川内などで釣りを行う場合があります。多々あくまで釣れても通常とは違うし、褒められるより心配される事のほうが多いのでそういったことはなるだけ差し控えておいたほうが良いかと思います。どうしてもこういった場合に釣りをするなら、魚が居れる場所というテーマでポイントを選択する必要があります。例えば酷い悪天候のとき等は、岬の先端でいつも釣れる場所の波が落ち着く側の岬の元側のワンドの部分とか大きな洗岩の真裏とか波が底を洗わず、尚且つ流れが緩い場所を選択します。ただ魚も行を行いにそこにいるわけではなく魚を食べに来ているということを考えて何処なら彼らが餌を狙いやすいのか?ある程度地形条件を含めて釣りを行うことが肝要です。
・磯の歩き方
磯を歩く場合それ相応の装備が必要です。それは始めの項で述べましたが、慣れた釣り人でも結構コケます。ただこけるだけなら笑うだけで問題は無いのですがタックルや人体の破損につながるので無視できません。特にゴロタでの歩行中のコケは結構多いはずです。問題は足場が動いたり、花崗岩タイプの場合はコケが付いてなくても滑り、海苔や青子、ヒジキ等に厚く覆われるとさらにたちの悪い足場になります。結局はソールの付け替えでカバーするのが常ですが藻が厚い場合はスパイク、つるっとし岩に薄い藻の場合はピンつきフェルトといった具合ですが厳密に言えばどっちかを決めるのは釣り場を見た釣り人になると思います。それと海岸を歩く際転びの対策のとして竿尻が必ず地面を指す様にロッドを持つ様にしたほうが無難です。そうすればズリゴケ程度なら竿尻が岩に当たる程度ですみますし、最悪、竿尻が壊れても釣りは可能です。両手に荷物は持たないのも基本中の基本です。滑りやすい岩は必ず頂点の平たい部分に乗ることそしてゴロタで自信が無い場合は岩の上を伝うのではなく岩の間を歩く方が安全です。また広い海岸線の何処を歩くかというと引いているなら藻が無い波打ち際か、波の影響をまったく受けない完全な陸地が良いです。基本的には濡れていない岩を伝う方が安全です。ですから境目がわからない雨の日は注意が必要になります。釣りをしている最中は濡れることも有りますがなるだけ濡れないように釣ることが好ましいです。濡れないように釣ると言う事は即ち波を見ている(注意している)ということに繋がります。波の方向や大きさ、サイクル等を知ることによって 何処が安全か何処から釣るのが有効か何処からランディングすべきか等色々な組み立てが出来るからです。また、荒れた磯は自分の装備の性能を試すような場所では無いことを十分認識する必要があり、ウェットを着たからといって溺れない等とは決して考えてはいけません。4WDを無敵と勘違いして砂浜で埋まるようなものです。常に冷静に魚と対峙することが重要です。タカ巻きする時は必ず谷側にロッドを持ち部分的に全体重をかけないで2つ以上に分散しながら歩く必要があります。 水の中を歩くときも注意が必要です。足の置き場が見えず最も捻挫しやすく事故に繋がりやすいです。特になんでもない浅い場所の方が注意が必要です。とどのつまり水中はなるだけ歩かないかもしどうしても歩かなくてはならない場合かなり確認する必要があります。
・フック&ルアーについて
ヒラスズキは荒れた磯での釣が通常であります、フッキングが遅れ気味になるとばれやすく、またヒットしてからも執拗にエラ荒いを繰り返しますのでこれもバレの原因になります。ばれる原因は肉切れが多く、またフッキングの圧力不足も考えられます。ヒラスズキの口のあちこちに針を刺すと案外刺さらない事が判ります。唇は弱くあっと言う間にちぎれます。以前,ジギングロッドでとりあえず釣っていたとき。あわせたら唇だけ釣れました。フックのテンションは2.5あたりがマックスでよいと思います。それ以上は針の伸びや肉切れが多発します。しかし状況によってはそんな事を言ってられない時もあります。そうした場合フッキングが成功しやすいように3本針のモデルを多用します。 これは他の大抵のプラッキングでも正解です極端にばれ難くなります。針は色々有りますがストレートからやや内側に眠るタイプが良いと思います。1発でかけるならストレートでよいですが岩にしょっちゅう当たるし曲がりやすいようです。勿論フックファイルは常に持ち歩く必要が有ります。魚を連れてくるのは針ですから。リーリング時のロッドの向きはトレースコースに依存するのが普通ですがフッキングへの移行は速やかに行えるようにしておくことが必要です。巻き合わせを練習してください。(巻き合わせとはフッキングする場合に糸を張ってテンションを加えるという目的をより速やかに確実に行う為ロッドだけに依存せず、リールでも糸を巻き取る必要がある場合ロッドと同時にそれ行うこと)
マッチザサイズ、マッチザベイト
捕食する餌なのか捕食パターンがたんにそうなのか?ある種の傾向が見えてくるもしくは感じる場合があります。。散々ミノーで釣った後バイブレーションで更に2−3匹つるなんて事は良くあることです。逆にペンシルに変えたら出たなんて事も有ります。一般的にミノーよりバイブレーションの方がサイズが小さく遠くからのアプローチが可能になります。磯はサラシが出来ていても深い場所もあり岸際のピックアップに捩ったりする場合がありそういった場所でサイズも上げずにヒットさせるのに重宝します。ただバイブレーションの場合リップレスミノー等のようにフワフアとオートマチックに魚を誘うような動きがありませんので誘いの操作をロッド操作やリールで行う必要があります。ポッパーにもフィーディング時のライズアップが深い魚を呼ぶ力があります。ただサーフェスプラグ全般にいえることですがアタックが確実でなくフッキングにい至らないもしくはフッキングが浅い場合がたたみられます。ヒットゾーンでのスロー操作等の食わせる努力が必要です。そういったことを踏まえたルアーの携行が必要になります。
傾向がまだ見えないポイントの場合であるならもって行くルアーは
13センチあたりのリップレス。
9−10センチのミディアムダイバー
バイブレーション20g前後。
メタルジグマックス80g。
ポッパー、もしくはジャークベイト
これがひとつの基本パターンです
13センチはパイロットとしての役目をします。ただ食わせやすいリップレスの方が分が良いと思います。小型のミノーは波に食われやすいのである程度綺麗に泳ぐものが使えます。。小型にする意味合いはサイズの問題であって大きいサイズで釣れるなら変える必要は特に無いと思います。バイブレーション ミノーシェイプの重いタイプが適当です。ミノーのディープダイバーという選択もありますがバイブレーションの方が用途に幅があります。メタルジグはもしくは重いペンシル遠浅や距離のあるポイントを釣る場合に役に立ちます。
磯のターゲットはヒラばかりではないのでメタルジグは絶対に欠かせません。
ポッパーはサラシの下がドロップしているもしくはトップに顕著に出る場合使いますが。細身かもしくは小粒でも重い物が良いです。あまり大きいと反応やフッキングに影響が出る様です。
プラグの使い分け考察
シンキングペンシルもしくはペンシルを使うことは昔からありました。
しかし最近の傾向として広大なシャローフラットにて自己潜行能力のないシンキングのスティックタイプのルアーが多く使われているのは周知のことです。
しかし、シンキングであるが故にケースによってはリスクもありまたメリットもあります。私の釣り事ヒラスズキにおいてもミノー主軸で釣ってはいますが
シンキングペンシルの力が必要なケースは結構あります。ではどういったときに使うのか?
基本シンキングペンシル系は釣り場に対してマイルドなルアーであると思います。つまりプレッシャーがでにくいルアーであるともいえると思います。
一つは水を押さない事と小さい事が言えると思います。それに重量があり軽いミノーより技術的には簡単にポイントに対してアプローチできるという利点があります。その反面プレッシャーが少ないということはアピールも少ないということであります。より早い魚とのコントクトを望むような場合例えば人を追い越し追い抜いて釣るようなつりの場合時間がかかるケースがあり。また強風下での使用なども同様に時間ロスにもつながります。ただ場所やその他の条件を満たしていれば非常に有効な道具として使うことが出来るので現在の私のつりでは数を取る為にある意味欠かせないルアーの一つとなっています。ではどう選んでどう使うのか?私の中ではこう使っています。先ずはルアーに対する風の抵抗値が低いときこのときは私の友人でもある新名氏のUZUのチンパンあたりを中心に使います。使い分けの前に動きを解説しておきましょう。
現在私のタックルボックスにはSSD ビバノン チンパン SPPスリム大小SPP90と75mmが入っています。早巻きに対応する順に書いてみました。つまりSSDはテールフックでタングステンのウエイトが入っており
自立が著しく動きが最も細かいジグミノーです。早く巻いてもひっくり返りにくいです。次にミノーの代わりを務めるUZU工房の2本特にビバノンはかなりお気に入りです。この特徴は一般的なシンペンで先端が水を切りやすく作られているため基本水面を割りにくく尚且つ腹の抵抗で動きを細かく出せるというものです。このてはザウルスが一番早いですがUZUの商品は基本オリジナルといっても言い過ぎではないと思います。sppスリムはこの手のルアーに水面コンタクトをしやすく尚且つ音を出せるようにしたものです。
あくまでヒラスズキというくくりでの説明ですので青物などのゲームの場合は両者の違いはかなり明確になると思います。
最後にSPPこのルアーは基本S字系のルアーのノージョイントを意識していますので実際動かしてみればその動きは理解していただけると思います。
カップが大きい分ウォブルの周期がシンペンよりゆっくりになり魅力的なスライドアクションをします。これが特徴ですがシンペン全般に言えることですが
スピードの加減がわからないと上手く動かないというところが欠点です。
つまりどこに着水してどこをどういう風に引っ張っているかがわかる人でないと使いにくいということです。そのため無風に近い状況のほうが使いやすいルアーともいえると思います。重いので強風での使用をされる場合が多いと思います。しかし遊泳抵抗が少ないのでシンペンは流されやすいルアーとしてキャストしないと飛びはしても使いにくいルアーになってしまいます。それならいっそアシストつけたメタルジグのほうが使いやすいはずです。最初の数投は基本何でもいいかもしれません。ただ数匹抜いた後また継続して釣る場合一旦見に来たけどヒットしない場合など等色々なケースがあると思います。そういう中のシンペンテクニックであり、ミノーテクニックであるといえると思います。ミノーで駄目になったらそっちに変えてみる。
またその逆もいえます。ただ投げて巻くだけという作業ではなくルアー単体を魚に見せるという作業が出来ればかなりのスキルアップが見込めると思います。セカンドやサードヒットを取るならなるだけ水面をキープしてここというところである程度留められるこの練習がかなり有効です。これはミノーにもいえます。ヒラスズキのヒットパターンを考えて見ましょう着水直ぐかピックアップ直前のヒットが多い人は基本遊泳層コントロールを覚えればもっと魚を釣ることが出来ると思います。例えば今流行のアイマなどを使っている人は良く考えてみてください。何時もヒットがピックアップ直前ということはルアーが浮き上がる動きをさせることでヒットしているということです。これはごくごく初歩的なヒラスズキつりでしかありませんまあ釣れれば何でもいいですけど。
もっと釣るという定義ならそこが足元がポイントならそれでいいと思いますが
投げてひいて来て竿直前でヒットというのはそこに何時もヒラがいたわけではないと思います・シンペンのつりも勿論色々有りますが基本エリア内でヒットさせることが必要なのです。そのためにルアーのバリエーションが必要になるということなのです。その場で見せて食わせるという作業のためにシンペンやそれに類似するルアーたちは必要ということなのです。実質的にではどこでどう使うのか?といえば基本その利点を生かせる場所ということになります。例えば障害物が手前にある地理的な排他ダイビングプラグ領域や魚の捕食しているパターンにおける選択などが代表的です。そこでまずベストと思えるルアーを選択し次にチャレンジするものを何にするのか?というあたりに大きな変わり目が有ると考えていただくほうが宜しいかと思います。
シンペンを使い慣れるためには先ずは平水でリーリングのコツをつかむことそれをプラグ別に行ってから現場で微調整していくのが宜しいかと思います。基本私はゆっくりか全速&ストップが多いです。場所によっては落とし込みもしますがロスもします。
シンペンに限らずどこをルアーが通っているかがわかれば深さやタイミングを見てそこで留めたり沈めたりが出来るのでそのやり方をまず練習する。基本的には自分がわかる場所で行うのがよいと思います。落とす場合は水面と平行に沈むタイプがヒットしやすいと思います。ただキャストにおける使用感は当然テール気味のほうがよいわけで遠浅の広いポイントならそちらを優先させるべきかと思います。いずれにしろシンペン形は裏のパッケージを読むだけで釣りにならないケースが多いですから幾つか試して自分の使いこなせそうなものを主に持ってゆくのがよいと思います。
基本リーリングで使いますから曳き波の動きやリーリングで横スライドするものを使うか?それともパイロットルアーとして仕損じてもいいから魚を見つけるために真っ直ぐ泳いでくるものを選ぶか?だと思います。
・キャスティング
キャスティングは常に風を考えてキャスティングを行うようにしたほうが良いです。適当にふわっと投げて着水させて釣れれば良いですが、強風下である程度の飛距離を出しラインスラックを押さえる必要がある場合、ルアーの弾道は限りなく目標に真っ直ぐライナーの方が良いと思います。しかしこのライナーがなかなか一般の方には難しいようです。練習あるのみです。それと強風下で最も飛距離を出すキャスティングはサイドキャストです。オーバーヘッドやスリークヲーターよりスイングを始める地点が多い分飛距離が伸びます。ただしリリースの方向性を制御するのが難しく常に真っ直ぐ投げる稽古をしていないと何処に飛んでいくか?判りません。長いロッドを水平に振る場合は当然ですが周りの安全を確認後行ってください。最近はたらしを長めで投げるのが浸透してきましたが頭の直ぐ上をルアーが通っているのがわからない方も結構多いです。特にロッドのキャスティングの限界値に近い重量物はスイング投法が理解出来ていない人には危険です。空気抵抗のあるプラグはスイングしても飛距離は伸びないのでポジションとりを研究する方が有効な場合が多いです。基本的に向かい風ならオーバーすローかスリークウォーターで水面に真っ直ぐ叩きつけるように投げます。やや斜めから投げられる場合はサイドを使います。追い風の場合であまり距離や糸ふけが出てほしくない場合はロッドティップのみを使ったフリップキャスト等を多用します。
質問が有れば書き足します。
続く
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